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ETLツールおすすめ9選|無料で使えるツール比較ガイド

更新:2026/4/17
ETLツールとは、社内外に散らばるデータを「抽出(Extract)・変換(Transform)・読み込み(Load)」の3ステップで自動的に統合するソフトウェアです。近年はクラウドDWHの普及に伴い、先にデータをロードしてからSQL等で変換するELT方式や、AIが変換ルールを自動提案する機能を備えた製品も登場しており、従来のバッチ処理中心のツールとは選び方が大きく変わってきています。一方で、ETLツールのフリープランは処理行数やコネクタ数に制限が設けられることが多く、完全無料で本格運用できる製品は限られるのが実情です。そのため、無料枠の条件を正しく理解したうえで選定を進めることが欠かせません。本ガイドでは、コストを抑えてデータ統合を始めたいスタートアップや中小企業の担当者に向けて、用途別に3タイプ・9製品の無料ETLツールを紹介し、要件定義から製品選定までのステップを具体的に解説します。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
SaaSやDBのデータを分析基盤にまとめたい企業向けタイプ 📊
Airbyte
/ trocco
/ Fivetran
社内のデータ加工・変換処理を自動化したい企業向けタイプ 🔧
Pentaho
/ Apache Hop
/ EasyMorph
データパイプライン全体を自社で構築・運用したい企業向けタイプ ⚙️
Apache Airflow
/ dbt
/ Dagster
その他
無料
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タイプ別お勧め製品

SaaSやDBのデータを分析基盤にまとめたい企業向けタイプ 📊

このタイプが合う企業:

SaaSやクラウドDBのデータをDWHに統合し、BIツールで分析したい企業のデータ担当者やマーケティング担当者

どんなタイプか:

複数のクラウドサービスや社内データベースに散らばったデータを、BigQueryやRedshiftなどのデータウェアハウスに集約して分析したい企業に向いています。ノーコードまたはローコードで設定でき、データ分析チームの負担を大幅に削減できます。SaaSの利用が多い中小〜中堅企業で特に導入効果が高いです。

このタイプで重視すべき機能:

🔌豊富なコネクタによるデータ収集
SaaS・クラウドDB・広告プラットフォームなど多種多様なデータソースに対応した接続先が用意されており、コードを書かずにデータ収集を自動化できます。
スケジュール実行と差分同期
あらかじめ設定したスケジュールに従い、新しいデータだけを自動で同期します。手動でのデータ更新が不要になり、常に最新のデータを分析に活用できます。

おすすめ製品3選

Airbyte
おすすめの理由
OSSをセルフホストすれば課金なしで運用できるため、無料ETLツールとしてコストを最小化したいエンジニアチームの第一候補になる製品です。600以上のコネクタをカバーしており、このタイプ3製品中、連携の評価は2位についています。セットアップの評価も3製品中2位で、Dockerベースの構築に慣れたチームであれば短期間で立ち上げられます。一方、GUI操作を前提とした製品ではないため、SQL やCLIに不慣れなメンバーが中心の組織には向きません。インフラ管理を自社で担える体制があり、SaaSやDBのデータをBigQuery等に集約したい場面で検討してください。
価格
$10
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
無料プランが用意された国産ETLツールで、日本語UIのまま設定を完結できるため、非エンジニアのデータ担当者が初めてDWH連携に取り組む場面に向いています。このタイプ3製品中、全体シェアは1位タイで、中堅企業の導入事例が特に多い点が選定の裏付けになります。28項目中26項目が○(対応)でページ内1位タイの要件カバー率を持ち、CDCやスキーマ変更検知にも対応しているため、SaaSのデータ構造が頻繁に変わる環境でも追従できます。セットアップの評価も3製品中1位です。ただし料金の評価は3製品中3位のため、無料枠を超えた後のコスト増は事前に試算しておく必要があります。
価格
0円~
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
700を超えるコネクタ数を背景に、連携の評価はこのタイプ3製品中1位です。海外SaaSを多数利用している環境で、接続先ごとにツールを分けたくない場合に候補になります。セットアップの評価も1位タイで、ノーコードでパイプラインを構築できる設計のため初期導入の工数を抑えられます。28項目中21項目が○(対応)でページ内2位の要件カバー率ですが、GUI変換デザイナやワークフロー分岐は×(非対応)のため、ETL途中の複雑な加工が必要な場合はBIツール側での処理を想定してください。また無料枠は限定的で、料金の評価は5位と高めです。まず無料トライアルで接続先の対応状況を確認し、コスト感を把握してから判断することをおすすめします。
価格
0円~
100万MARあたり(増分単価、Standard)
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

社内のデータ加工・変換処理を自動化したい企業向けタイプ 🔧

このタイプが合う企業:

基幹システムやファイルベースのデータを変換・整形して他システムに連携したい情報システム部門の担当者

どんなタイプか:

基幹システムやExcel帳票など、社内に蓄積された多様なフォーマットのデータを統一ルールで変換・整形し、業務プロセスに組み込みたい企業に向いています。GUI操作でETLジョブを視覚的に設計できるため、プログラミングに詳しくない情シス担当でも扱いやすいです。データ移行やレガシーシステムとの連携でも効果を発揮します。

このタイプで重視すべき機能:

🖱️GUIベースのジョブ設計
ドラッグ&ドロップの操作画面でデータの抽出・変換・出力の流れを視覚的に組み立てられます。コーディング不要で直感的にETL処理を構築できます。
🔄多彩なデータ変換ロジック
文字列変換・データクレンジング・結合・集計など、複雑な加工処理をステップごとに設定できます。手作業で行っていたExcel加工の自動化にも有効です。

おすすめ製品3選

おすすめの理由
基幹システムやファイルからのデータ変換・整形を本格的に自動化したい企業に向く、オープンソースのETL基盤です。無料のCommunity Editionが公開されており、コストを抑えて導入を始められます。このタイプ3製品のうち機能性評価は1位で、ページ全体9製品でも要件適合26件で1位タイとなっており、スケジュール実行やデータクレンジングなど幅広い変換処理をカバーします。製造業や電気・ガス業界での導入実績が多く、大企業・中堅企業を中心にシェアはタイプ内3位です。一方、料金評価は5位と低めで、Enterprise版へ移行した場合のコスト見通しが立てにくい点、日本語ドキュメントが限られる点は事前に確認が必要です。まずは無料版で変換ジョブを試作し、運用規模を見極めてから有償版の要否を判断する進め方が現実的です。
価格
0円~
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
Apache Software Foundation傘下の完全オープンソースETLツールで、ライセンス費用が一切かかりません。料金評価はこのタイプ3製品中1位、ページ全体9製品でも最上位に位置し、予算制約の厳しいプロジェクトに適しています。ビジュアルパイプライン設計とマルチランタイム対応により、ローカル実行からクラウド分散処理まで同じ定義で動かせる柔軟性があります。セットアップ評価も2位と導入しやすい反面、商用サポートが提供されないためサポート評価は最下位の5位です。トラブル時はコミュニティフォーラムやソースコードを自力で調査する体制が前提になります。社内にJavaやデータ基盤の知見があるチームであれば費用ゼロで本格ETLを構築できますが、専任エンジニアが確保しにくい場合は運用負荷が高まるリスクがあります。
価格
0円〜
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
プログラミング不要のビジュアル操作でデータ変換を設計できるNoCode型ETLツールです。使いやすさ評価はこのタイプ3製品中1位で、情報システム部門だけでなく業務部門の担当者が自らETLジョブを組み立てられる点が最大の特長です。セットアップ評価も2位と導入が早く、無料のデスクトップ版でまず試せるため初期コストを抑えられます。一方、連携評価は5位と最下位で、接続先が限られるケースがある点には注意が必要です。またWindows専用のため、LinuxやmacOS環境では利用できません。大規模データや多数のシステム間連携が必要な場面よりも、Excelや社内DBのデータを定型ルールで整形・集約するような中小規模の変換業務に向いています。技術者リソースが限られる組織が、現場主導でデータ加工を始める第一歩として候補になる製品です。
価格
0円~
ユーザー/月
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

データパイプライン全体を自社で構築・運用したい企業向けタイプ ⚙️

このタイプが合う企業:

データエンジニアを中心に、ETLに加えてワークフロー管理や運用監視まで一気通貫で構築・運用したい開発チーム

どんなタイプか:

ETL処理だけでなく、ワークフローのスケジューリングや依存関係の管理、エラーハンドリングまで含めたデータパイプライン全体を自社チームでコントロールしたい企業に向いています。コードベースで柔軟にカスタマイズできるため、エンジニアリング体制が整った組織で真価を発揮します。

このタイプで重視すべき機能:

💻コードベースのパイプライン定義
PythonやSQLでパイプラインをコードとして定義・管理できます。バージョン管理やコードレビューなど、ソフトウェア開発のベストプラクティスをデータ基盤にも適用できます。
🎯ワークフローのオーケストレーション
複数のETLジョブ間の依存関係やスケジュールを一元管理し、処理の順序制御やリトライを自動化します。パイプライン全体の可視化と監視も可能です。

おすすめ製品3選

Apache Airflow
おすすめの理由
ワークフローオーケストレーションのOSSとして世界的に普及しており、おすすめ9製品中シェア2位の実績があります。IT業界・情報通信業界での採用が厚く、DAG(有向非巡回グラフ)による依存関係の定義と多数のオペレーターで、複雑なデータパイプラインのスケジューリングと監視を一元管理できます。連携性はタイプ内2位で、既存のETLツールやDWHとの接続先が幅広い点が強みです。一方、ETLの変換処理そのものは別ツールに委ねる設計のため、dbtやSparkなどとの組み合わせが前提になります。セットアップはタイプ内最下位で、Python環境の構築やメタデータDBの設定など初期構築の負荷が大きいため、インフラを含めて運用できるエンジニアチームがいる組織に向いています。
価格
要問合せ
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
ELT変換の「T(Transform)」に特化したOSSで、おすすめ9製品中シェア1位タイの利用実績があります。SQLでデータモデルを定義し、DWH上で直接変換を実行する設計のため、Pythonに不慣れな分析チームでもロジックの記述・レビューがしやすい点が差別化ポイントです。セキュリティ評価はタイプ内1位で、ISO認証やSOC 2への対応が確認でき、大企業のコンプライアンス要件にも応えやすい構成です。一方、抽出・ロードの機能は持たないため、AirbyteやFivetranなど別のELツールとの併用が前提になります。また日本語でのサポート体制が限られるため、英語ドキュメントを読みながら自走できるエンジニアの確保が導入判断の分かれ目になります。
価格
0円~
ユーザー/月
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
データアセットを中心に据えた設計思想が特徴のOSSオーケストレーターで、開発環境と本番環境の分離やテストの仕組みが標準で組み込まれています。機能性はタイプ内3位、連携性は2位と、パイプライン構築に必要な基盤は一通りそろっています。Airflowと比べると、パイプラインの入出力をコード上で明示的に宣言する構造のため、依存関係の把握やデバッグがしやすく、新規プロジェクトでの立ち上げに向いています。一方、おすすめ9製品中シェアは6位と導入実績がまだ少なく、日本語の情報や事例が限られます。既存のAirflow資産を置き換えるにはマイグレーションコストも発生するため、新規構築や小規模チームでの採用から検討するのが現実的です。
価格
$10
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

要件の優先度のチャート:比較すべき機能はどれか

要件の優先度チャートとは?

製品の機能は多岐にわたりますが、選定の結果を左右するのは一部の機能です。 FitGapの要件の優先度チャートは、各機能を"必要とする企業の多さ"と"製品ごとの対応差"で4つに整理し、比較の優先順位をわかりやすく示します。

選定の決め手

🔌対応コネクタ(接続先)の種類と数
自社が使っているデータベースやクラウドサービス(Salesforce・BigQuery・kintoneなど)に対応したコネクタが揃っているかは、ツール選定で最も差がつくポイントです。フリープランでは利用できるコネクタ数が制限されることが多いため、自社の接続先が無料枠に含まれるか事前に確認しましょう。
🖱️ノーコード/ローコード対応
プログラミングなしでドラッグ&ドロップだけでパイプラインを組めるかどうかは、運用メンバーのスキルに直結します。コード記述が前提のツールはエンジニア不在の現場では運用が回らないため、FitGapでは自社チームの技術レベルに合った操作性を最優先で見極めることをおすすめします。
📊フリープランのデータ処理量上限
無料プランでは月間の処理行数やジョブ実行回数に制限があるケースがほとんどです。自社が日常的に扱うデータ量と照らし合わせ、上限を超えた場合の従量課金額まで確認しておくと、想定外のコストを防げます。
🔄ETL/ELT両方への対応
従来のETL(変換してからロード)だけでなく、クラウドDWHの処理力を活かすELT(ロードしてから変換)に対応しているかは、将来のデータ基盤設計に大きく影響します。FitGapでは、今後のクラウド移行を見据えてELT対応の有無を早い段階で確認しておくことを推奨します。
ジョブスケジューリングと自動実行
データ連携を決まった時間に自動で走らせるスケジューリング機能は、運用の手間を大幅に減らします。無料版ではスケジュール実行の回数や頻度に制限がかかる場合があるため、日次・週次など自社の更新頻度に対応できるか確認しましょう。
🇯🇵日本語UIとドキュメントの充実度
海外製OSSはドキュメントが英語のみの場合が多く、トラブル時に解決が遅れるリスクがあります。国産ツールや日本語対応が手厚い製品は、ローリテラシー層でも安心して運用できるため、チームの英語力も踏まえて判断してください。

一部の企業で必須

リアルタイム(ストリーミング)処理
IoTデータや決済データなど、数秒〜数分単位での鮮度が求められるユースケースがある企業には必須です。バッチ処理だけで十分な企業には不要なので、自社のデータ更新頻度から必要性を判断しましょう。
データ品質チェック・バリデーション
重複排除やNULL値検知などのデータ品質機能は、分析精度を左右します。BIツールと連携して経営判断に使うデータを扱う場合は重視すべきですが、単純なデータ移行だけなら優先度を下げて構いません。
🗂️バージョン管理・CI/CD連携
パイプラインの変更履歴をGitで管理したり、デプロイを自動化したい開発チーム向けの要件です。dbtやMeltanoなどコードベースのツールが得意とする領域ですが、ノーコード運用がメインの企業には不要です。
🏢オンプレミス環境へのデプロイ
セキュリティポリシー上、データを社外に出せない企業にとっては必須の要件です。クラウド前提のSaaS型ツールでは対応できないため、OSSの自社サーバー構築が選択肢になります。
🔍CDC(変更データキャプチャ)対応
データベースの差分だけを検知して転送するCDC機能は、大規模データベースを扱う企業の処理効率を大きく改善します。小規模データの全量転送で問題ない場合は優先度を下げて問題ありません。

ほぼ全製品が対応

🧹基本的なデータ変換(クレンジング・マッピング)
データ型の変換、カラム名の変更、フィルタリングといった基本的な変換機能は、無料ツールを含めほぼすべてのETLツールに搭載されています。対応差分が小さいため、この機能の有無で製品を絞り込む必要はありません。
📁CSVやJSON等の汎用ファイル入出力
CSV・JSON・XMLなどの汎用ファイル形式への対応は、ETLツールの最も基本的な機能です。ほぼ全製品が対応しているため、特殊フォーマットを扱わない限り選定基準にはなりにくい要件です。
📝エラーログ・実行履歴の記録
ジョブの成功・失敗やエラー内容をログとして記録する機能は、無料ツールでも標準的に備わっています。運用上不可欠な機能ですが、製品間の差がほとんどないため比較ポイントにはなりません。

優先度が低い

🤖AIによる自動マッピング・変換提案
AI機能は話題性がありますが、2026年現在のETLツールでは実用段階に差があり、無料プランで使える範囲はさらに限定的です。FitGapでは、まず基本機能の使い勝手を優先し、AI機能はあくまで付加価値として評価することをおすすめします。
📈BI・ダッシュボード機能の内蔵
一部のツールはETLとBIを一体提供していますが、多くの企業ではBIツールを別途導入済みです。ETLツールにBI機能を求めると選択肢が狭まるため、データ連携と可視化は分けて検討するほうが柔軟な構成を組めます。

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