Expensify
- カバー範囲
- 機能
- 連携
- サポート
- 低コスト
目次
Expensifyとは
強み
注意点
カテゴリ別市場マーケットシェア
連携
プラン
代替サービス
サービス基本情報
運営サービス一覧
Expensifyとは
Expensify社が提供する経費精算システムで、世界中で1500万人以上のユーザーに利用されているグローバルな支出管理プラットフォームです。領収書のスキャンから経費レポートの作成、承認、従業員への払い戻しまでのプロセスをワンストップで自動化することができます。スマートフォンのアプリで領収書を撮影するだけでAIが日付・金額・取引先などを自動読み取りするSmartScan機能により、経費が即時に記録され、手入力の手間を削減できるとされています。マルチ通貨対応やクレジットカード明細の自動取込機能も備えており、海外出張やグローバル企業での利用にも対応しています。リアルタイムに経費状況を可視化し、経費ポリシーに反する申請には自動でアラートや承認ルート変更を行う機能により、不正やミスの防止を図りながらワークフローの効率化を支援します。会計ソフトウェアとの連携機能により経費データの同期が可能で、経理部門の作業負担軽減にも貢献するとしています。スタートアップから大企業まで幅広い規模の企業で採用されているサービスです。
強み
レシート自動読み取り&AI分類
スマートフォンアプリやメール送信で撮影・送付した領収書をAIが解析し、日付・金額・取引先などの情報を自動的に入力することが可能です。OCR精度が高く、複数枚の画像や手書きの領収書にも対応しているため、手入力の手間を削減できます。また、AIによる自動分類機能により、経費の種類を判別して適切なカテゴリに振り分けることで、経費申請業務の効率化を図ることができます。
バーチャル/コーポレートカード発行
Expensifyでは事業用の法人クレジットカード「Expensify Card」を発行でき、支払い額に応じたキャッシュバックを受けられます。また、従業員やプロジェクトごとに必要な数のバーチャルカードを発行できるため、用途や部門に応じた柔軟な経費管理が可能です。実体のあるカードと仮想カードを組み合わせることで、支出の可視化と管理効率の向上が期待できます。
グローバル多通貨対応&海外支払い
Expensifyは世界中の銀行口座やクレジットカードとの連携に対応しており、多国籍企業において複数通貨での経費支払いを実現します。外国人従業員に対しては現地通貨での払い戻しが可能で、海外出張や国際的な業務に伴う経費管理を円滑に進められる仕組みが整っています。グローバルに事業を展開する企業にとって、通貨の違いを意識することなく経費処理を一元化できる点が特長となっています。
注意点
日本の法制度対応が不透明
Expensifyはグローバル向けのサービスであるため、日本のインボイス制度や電子帳簿保存法への対応状況が必ずしも明確ではありません。国内の経費精算で求められる領収書の保存ルールや証憑要件を満たすには、追加の対応や運用上の工夫が求められる場合があります。そのため、導入を検討する際には、事前に自社の法規制対応要件との適合性を十分に確認し、必要に応じて補完的な運用体制を整えることが望ましいでしょう。
日本語サポート・国内サポートが限定的
Expensifyは近年インターフェースの多言語化により日本語表示に対応していますが、サポート体制やヘルプ情報は英語を中心に提供されている部分があります。日本の商習慣に精通した支援を受けにくい場合があり、問い合わせ対応や設定作業で英語が必要になるケースも想定されます。導入を検討する際は、社内に英語での対応が可能な担当者を配置できるか確認しておくことが望ましいでしょう。
国内システムとの連携不足
Expensifyは会計ソフト等との連携機能を備えていますが、対応するのは主に海外の主要プラットフォームとなります。日本の会計ソフトや交通系ICカードとの直接連携は標準では提供されていません。また、日本企業で一般的に利用される交通費の経路検索機能や定期券区間の自動控除機能なども標準では含まれていないため、これらの機能が必要な場合は第三者ツールの導入やカスタマイズによる対応を検討する必要があります。
カテゴリ別マーケットシェア
2025年8月 FitGap調査
Expensifyの経費精算システムマーケットシェア
シェア
事業規模
Expensifyのプラン
自社に合うプランを見極めましょう。Expensifyには3つのプランがあります。
Expensifyとよく比較されるサービス
Expensifyとよく比較される製品を紹介!Expensifyは経費精算システムの製品です。Expensifyとよく比較されるメジャー製品は、Concur Expense、楽楽精算、マネーフォワード クラウド経費です。これらの製品のカテゴリ、できること、できないことを比較しています。
Concur Expense
Concur Expenseは、株式会社コンカーが提供する経費精算システムです。このシステムは世界で8000万人以上が利用しているシステムで、基本的な経費精算機能に加えて、ホテル、ICカード、タクシーの利用履歴の取込み、手当の自動計算、クレジットカードとの連携など、経費管理に関連する様々な機能を備えています。これにより、経費精算プロセスの自動化と効率化を実現し、企業の経理業務の負担を軽減します。株式会社コンカーはSAPの子会社で、Concur Expenseの他にも、請求書受領サービスの「Concur Invoice」や中小企業向けの経費精算システムの「Concur Expense Standard」などを提供しています。
Expensifyと共通するカテゴリ
経費精算システム
Expensifyと比べて...
できること
スキャン取込み
交通系ICカードとの連携
交通系電子マネーとの連携
できないこと
楽楽精算
株式会社ラクスが提供する経費精算システムです。2009年のリリース以来、多くの企業に導入されており、国内トップシェアを誇っています。経費申請から承認・経理処理までをオンライン上で完結することができ、経費精算の手間を大幅に削減することができます。株式会社ラクスは楽楽精算の他にも販売管理システムの「楽楽販売」や電子請求書発行システムの「楽楽明細」などの楽楽シリーズ製品を展開しています。
Expensifyと共通するカテゴリ
経費精算システム
Expensifyと比べて...
できること
スキャン取込み
入力代行サービス
交通系ICカードとの連携
できないこと
マネーフォワード クラウド経費
マネーフォワード クラウド経費は、株式会社マネーフォワードが提供する経費精算システムです。主な機能としてスマホアプリでの経費申請・承認作業、振込データの作成と振込依頼、2重申請の検知などがあります。これによりミスなく簡単に経費精算を行うことができるようになります。株式会社マネーフォワードは、マネーフォワード クラウド会計の他にも採用管理や勤怠管理、請求書管理、固定資産管理などバックオフィス業務の大部分をカバー可能な製品群を提供しています。マネーフォワード同士は相互に連携が可能で円滑な企業運営をサポートしています。
Expensifyと共通するカテゴリ
経費精算システム
Expensifyと比べて...
できること
入力代行サービス
交通系ICカードとの連携
交通系電子マネーとの連携
できないこと
サービスカテゴリ
AI・エージェント
ソフトウェア(Saas)
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