価格が安いBIツール

質問に答えるだけでぴったりのサービスを無料診断

ClicData社が提供するクラウド型BIダッシュボードツールです。データの収集から視覚的なダッシュボードの作成、そしてチーム内での共有まで、これらの作業をすべてクラウド上で行えるため、特に中堅企業の現場で重宝されています。料金体系はシンプルで、ユーザー数とデータ容量に応じて選べる仕組みになっています。最もベーシックなプランでは、5人のユーザーが5GBまでのデータを扱えて月額約3万円、より大きなチーム向けのプランなら25人で25GBまで使えて月額約5万円程度となっています。さらに規模の大きな組織には、より充実したEnterpriseプランや専用環境を用意したDedicatedプランも用意されているので、会社の成長に合わせて柔軟にプランを選べます。無料版は提供していませんが、導入を検討している企業向けに無料トライアル期間があるため、実際の操作性や自社のデータでの動作を事前に確認できます。海外発のツールながら日本語にもしっかり対応しており、国内企業での導入事例も増えています。初期費用がかからない月額制なので、必要な期間だけコストを抑えて利用でき、IT担当者の運用負荷も軽減できることから、手軽にBI環境を整えたい企業にとって魅力的な選択肢となっています。

電通総研株式会社が提供するSAP ERP向けのBIソリューションです。SAP ERPに蓄積された膨大な業務データを抽出・変換し、SQL Serverなどのデータベースに転送することで、お使いのBIツールやレポートシステムでデータを活用しやすくするプラットフォームです。複雑なSAPデータを分析しやすい形に加工する「BusinessSPECTRE」と、すぐに使える汎用レポートテンプレート群「VisAP」を組み合わせれば、SAPのデータを他システムのデータと統合して、柔軟な分析が可能になります。価格については個別見積もりとなり、導入する規模やカスタマイズの内容によって大きく変わりますが、ソフトウェアライセンス費用と初期導入サービス費用を含めて数百万円規模の投資が一般的です。無料お試し版や定額プランといったものはなく、SAP利用企業の本格的なプロジェクト向けに設計されたエンタープライズ製品となっています。SAP環境との相性の良さと導入効果の高さから、主に大企業で採用されており、経営分析や予算管理のスピード向上に大きく貢献しています。SAPユーザー以外には必要のない専門性の高いツールのため、利用対象はSAPを導入している中堅企業から大企業に絞られますが、その範囲では高い投資効果が期待できます。

Google合同会社が提供するクラウド型BIツールで、旧称Googleデータポータルとして知られています。一番の魅力は、基本機能を誰でも完全無料で使える点でしょう。Googleアカウントさえ持っていれば、会社の規模を問わず追加コストをかけることなくダッシュボードの作成から共有まで行えます。 データスタジオ時代から、特にマーケティングレポートやWeb解析の分野で多くの企業に愛用されてきました。予算に制約がある中小企業や個人事業主にとって、これほど心強いBIツールはないかもしれません。料金の心配をせずに、Google Drive上でレポートを保存・共有できるのは大きなメリットです。ただし、外部のデータソースと連携する際は、そちら側で利用料が発生することがあるので注意が必要です。 2022年にLooker Studioへと名称が変わり、企業向けに管理機能やサポート体制を充実させた有償版「Looker Studio Pro」も登場しました。しかし、一般的な分析・可視化作業であれば無料版で十分対応できます。高価なBIツールに手を出す前に、まずはこちらで気軽にデータ可視化を始められるのが嬉しいところです。BI初心者の練習台としても最適でしょう。もちろん、大量データの処理や複雑な権限設定が必要になった場合は、同社のLookerなど上位サービスとの組み合わせを検討することもできます。

日本オラクル株式会社が提供するエンタープライズ向けBIプラットフォームです。Oracle Databaseをはじめとした同社の基幹システムと高い相性を誇り、企業の経営情報基盤として多くの組織で活用されています。 代表的な製品である「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition (OBIEE)」では、レポート作成、ダッシュボード構築、データ分析といった機能を一つのプラットフォームで利用できます。オンプレミス環境での運用を前提とした堅牢な設計が大きな特徴となっています。 既存のOracleデータベースやERPシステムからスムーズにデータを取り込めるため、特にOracle製品を中心とした環境を構築している企業では、その真価を発揮します。多次元分析や詳細なレポート作成といった高度な分析機能により、経営判断に必要な情報を効率的に可視化できます。 価格については永久ライセンス制を採用しており、利用するユーザー数やサーバーのCPUコア数によってライセンス料が変わります。具体的な金額は個別の見積もりが必要ですが、エンタープライズレベルの製品という性格上、初期導入には数百万円以上の予算が必要になることが一般的です。無料プランや公開された価格表は提供されておらず、基本的に大企業での利用を想定した製品設計となっています。 近年はクラウド版のOracle Analytics Cloudも登場していますが、高いセキュリティ要件や独自のカスタマイズが必要な企業では、従来のオンプレミス版が選ばれ続けています。

ギャプライズ株式会社が提供するマーケティングレポート特化型のBIツールです。Google AnalyticsやSNS、広告プラットフォームなど、さまざまなマーケティングデータを一つにまとめて、美しいレポートを自動作成してくれるのが最大の魅力です。特に広告代理店やマーケティングチームからの支持が厚く、クライアントへの報告資料作成に頭を悩ませている担当者にとって救世主的な存在となっています。 気になる料金については、公式での詳細発表はされていませんが、業界情報によるとProfessionalプラン（データソース25種類、ユーザー5名まで）で月額20万円程度が相場とされています。エンタープライズプランになると、より多くのデータソースやユーザー数に対応する分、価格もさらに上がる仕組みです。残念ながら無料プランは用意されていませんが、導入前にデモやトライアルをお願いできるので、実際の使い心地を確認してから判断できます。 主なユーザーはマーケティング代理店や企業のマーケティング部門で、複数のクライアントやチャネルのデータを効率よく可視化したいニーズに応えています。確かに安い投資ではありませんが、今まで手作業で何時間もかけていたレポート作成が劇的に短縮されるため、多くのクライアントを抱える代理店にとっては十分に元が取れる投資といえるでしょう。

米国Information Builders社が開発し、現在はTIBCO社傘下で提供されているエンタープライズ向けBI/レポーティングプラットフォームです。このツールの最大の特徴は、大規模な帳票出力と複雑な業務レポート作成に優れていることで、特に金融機関や官公庁といった膨大なデータを扱う組織での導入が進んでいます。 1980年代に初版がリリースされた老舗のBI製品として、長い歴史の中で継続的な改良が重ねられており、その結果として極めて堅牢で信頼性の高いシステムに仕上がっています。実際に、数万人規模のユーザーが利用している企業もあり、非常に大規模な環境でも安定して動作するスケーラビリティを持っています。 価格については、ユーザー数やサーバー構成によって個別見積もりとなり、ライセンス費用だけで数百万円から数千万円に達することも珍しくありません。無料プランは用意されておらず、導入時には専門ベンダーによるコンサルティングや開発支援が必要になるのが一般的です。そのため、中小企業よりも大企業での利用が中心となっており、既存の基幹システムと連携した全社的な情報活用基盤として活用されています。確かに高額な投資が必要ですが、高度なセキュリティ機能や安定したバッチ処理など、他製品では実現が困難な機能を備えており、大規模環境における信頼性の高いBIソリューションとして高く評価されています。

JBCC株式会社が提供する業務データ照会・レポーティングツールです。プログラミングの知識がなくても、基幹系システムに蓄積されたデータを簡単に抽出・集計することができます。WebブラウザやExcel、スマートフォン・タブレットといったスマートデバイスから、いつでもリアルタイムでデータを確認できるのが特徴です。 オンプレミス型のソフトウェアとして提供されており、基本ライセンス（20ユーザー分）をベースに、必要に応じて追加ユーザーライセンスを購入することで利用人数を増やせる仕組みになっています。小規模な企業向けには、25ユーザーまでに制限された低価格版「Expressモデル」も用意されており、5ユーザーの基本ライセンスから段階的に導入を始められます。 導入費用については利用ユーザー数に応じた個別見積もりとなりますが、数十万円から導入できた事例もあり、中堅・中小企業にとって手が届きやすい価格設定となっています。また、PrintProという帳票設計ツールをオプションで追加すれば、帳票レイアウトでの出力にも対応できます。 特にIBM Powerシリーズなどの従来からある基幹システムのデータ参照で威力を発揮しており、自社の業務データを気軽に可視化したい企業にとって、コストパフォーマンスに優れたソリューションです。本製品はJBグループが長年培ってきたWebReportシリーズの最新版で、日本企業の使い勝手を重視した設計が魅力となっています。

dotData社が提供するAI自動分析プラットフォームです。このツールの最大の魅力は、機械学習モデルの構築を丸ごと自動化してくれることです。これまでデータサイエンティストが手作業で行っていた特徴量エンジニアリングからモデル生成まで、すべてAIが担ってくれるため、専門人材が不足している企業でも本格的な予測分析が可能になります。 一般的なBIツールとは一線を画し、AI・機械学習の分野にしっかりと踏み込んだ機能性が特徴です。企業に蓄積された大量のデータから、人間では見つけにくいパターンや重要な要因を自動で発見してくれます。 気になる価格については、残念ながら定額プランはなく、個別見積もりでの対応となります。オンプレミス版とクラウド版の両方が用意されていますが、エンタープライズ向けの本格的なソリューションのため、コストは決して安くありません。年間ライセンス料や導入費用を合わせると数千万円規模になることも珍しくなく、主な導入対象は大企業や高度な分析が必要な組織に限られます。 無料プランの設定はありませんが、導入検討企業向けにはPoC（概念実証）目的の期間限定トライアルが提供されています。また、国内ではNECが独占販売権を持っており、販売パートナーとしての導入支援も受けられます。初期投資は大きいものの、データ分析にかかる時間と人的コストを劇的に削減できるため、投資対効果は高いと評価されています。特に金融業界や製造業など、膨大なデータから予測モデルを作り上げる必要がある分野で積極的に導入が進んでいます。

Yellowfin Japan株式会社が提供するBIツールです。最大の魅力は、誰でも直感的に使える操作性と、データの変化を自動で教えてくれる「シグナル」機能にあります。この機能により、毎日大量のレポートをチェックする手間が省け、本当に重要な情報だけを見逃さずキャッチできます。豊富なアラート機能も備えており、異常値や急激な変化があった際には即座に通知されるため、迅速な意思決定が可能になります。 価格面では、サブスクリプション方式を採用しており、最初は少人数でスタートして、事業の成長に合わせてユーザー数を増やしていける柔軟な仕組みが用意されています。具体的な金額は利用人数や導入方法によって決まるため公式サイトには掲載されていませんが、他の有名BIツールと比べると手の届きやすい価格設定になっているのが特徴です。クラウド版の「Yellowfin Cloud」なら初期投資ゼロで月額数万円から始められますし、自社サーバーに設置するオンプレミス版でも必要な分だけライセンスを購入すればよいシンプルな料金体系です。無料版こそありませんが、導入前にしっかりと試用できるトライアル期間が設けられています。特に中堅企業での採用が多く、必要な機能はしっかり揃いながらもコストは抑えられるバランスの良いソリューションとして支持されています。

米国TIBCO Software社が提供するBI/データ分析プラットフォームです。データの可視化と統計解析を一つのツールで行える点が大きな魅力で、特に製造業や科学分野といった専門性の高い業界での複雑な分析要求にしっかりと応えてくれます。「Spotfire」という名前の通り、データの中から重要なポイントを素早く見つけ出し、インタラクティブな操作で深掘り分析を進められるのが特長です。欧米では既に多くの大手企業で活用されており、日本でも製薬会社やエネルギー関連企業を中心に着実に導入が進んでいます。価格については、サブスクリプション形式で利用でき、どのエディションを選ぶかとユーザー数によって月額費用が変わってきます。詳細な金額は個別見積もりになりますが、目安として全機能が使えるAnalystライセンスだとユーザー1人あたり月額数万円程度、データを見るだけのConsumerライセンスなら数千円程度となっています。無料版はないものの、導入前にしっかりと評価できる試用版やPoC支援が充実しているため、実際の業務での使い勝手を事前に確認できます。BI製品としては高めの価格設定ですが、リアルタイム分析や地理空間分析など他にはない高度な機能が豊富に用意されており、大規模データを扱う企業には十分に投資価値があるソリューションといえるでしょう。