おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Copilot | 既存ワークスペース拡張タイプ 🏢 | 4,497円ユーザー/月 |
| Microsoft 365内の社内情報を権限を保って横断検索。大企業シェアもトップ。 |
| Slack | 既存ワークスペース拡張タイプ 🏢 | 0円〜ユーザー/月 |
| 普段のチャンネル上で社内QAを回せる。外部アプリ連携が豊富で導入も容易。 |
| Atlassian Intelligence | 既存ワークスペース拡張タイプ 🏢 | 1,250円ユーザー/月 |
| Confluence・Jiraの技術ナレッジを検索し、回答からチケット更新まで進められる。 |
| QuickSolution | エンタープライズサーチ特化タイプ 🔍 | 要問合せ |
| 紙由来PDFまで含めて大規模文書を高速検索。官公庁・製造・金融でシェアが高い。 |
| Amazon Kendra | エンタープライズサーチ特化タイプ 🔍 | 0.32ドル時間 |
| AWS上で高精度な社内QA基盤を構築可能。RAG連携と権限管理にも強い。 |
| Glean | エンタープライズサーチ特化タイプ 🔍 | 要問合せ |
| 主要SaaSを横断して社内QAまで使える。AI要約や関連質問提示まで対応。 |
| PKSHA AI Helpdesk | 社内ヘルプデスク・FAQ自動応答タイプ 🤖 | 要問合せ |
| Teams上で質問でき、問い合わせ履歴からFAQを育成。大企業・中堅企業で利用傾向が強い。 |
| WisTalk | 社内ヘルプデスク・FAQ自動応答タイプ 🤖 | 要問合せ |
| 大量文書を登録して社内FAQを自動回答。手厚いサポートで立ち上げやすい。 |
| HiTTO | 社内ヘルプデスク・FAQ自動応答タイプ 🤖 | 要問合せ |
| 人事・総務の質問を100万件以上学習済み。シナリオ作成なしで始めやすい。 |
ナレッジ検索・社内QA(RAG)AIの導入によって得られる効果
ナレッジ検索・社内QA(RAG)AIは、社内文書やFAQをもとに質問への回答を探しやすくするAIです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 社内情報を探すのに時間がかかる | 社内文書やよくある質問から回答候補を探しやすくなり、確認作業を減らせます |
| 同じ質問への対応に時間がかかる | よくある質問に回答しやすくなり、担当者への個別確認を減らせます |
| 社内回答の根拠確認が不安 | 参照した資料をたどりやすくなり、回答内容の裏付け確認を進めやすくなります |
| 古い情報の利用が不安 | 参照元や更新日を確認しやすくなり、古い情報の利用を抑えられます |
| 不足している知識を把握しにくい | 質問傾向を確認し、追加すべき社内ナレッジを見つけやすくなります |
続いて、大企業向けナレッジ検索・社内QA(RAG)AIをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
タイプ別おすすめ製品
既存ワークスペース拡張タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
Microsoft 365の権限を保ったまま社内情報を横断検索したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
社内QAを普段のチャット会話に組み込みたい大企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
仕様書や課題管理のナレッジを低コストに再利用したい開発部門向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
エンタープライズサーチ特化タイプ 🔍
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
分散した社内文書の横断検索基盤を整えたい大規模組織におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
Amazonのクラウド上で社内検索基盤を作り込みたい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
複数の業務クラウドを横断して情報を探す時間を減らしたい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
社内ヘルプデスク・FAQ自動応答タイプ 🤖
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
問い合わせ履歴からよくある質問を育てたい大企業の管理部門向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
伴走支援を受けながら複数部門の問い合わせ窓口を一元化したい大企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
学習済みAIで問い合わせ対応を手軽に始めたい大企業の部門向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
Microsoft 365 Copilot | Slack | Atlassian Intelligence | QuickSolution | Amazon Kendra | Glean | PKSHA AI Helpdesk | WisTalk | HiTTO | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チャット履歴取り込み Slack/Teamsなどのチャット履歴を自動取り込みできるか。 | |||||||||
古い情報の自動失効 期限や更新日で古い情報を自動的に非表示にできるか。 | |||||||||
信頼度しきい値制御 信頼度に基づき「わからない」を返答できるか。 | |||||||||
FAQ優先フロー制御 FAQ→RAG→有人対応への流れを自動制御できるか。 | |||||||||
フィードバック収集・改善反映 評価やコメントを収集し自動的に改善に反映できるか。 | |||||||||
ハイブリッド検索制御 ベクトル検索とキーワード検索を併用・切替できるか。 | |||||||||
RAG再学習管理 新しい文書を自動取り込みし再インデックスできるか。 |
一部の企業で必須
Microsoft 365 Copilot | Slack | Atlassian Intelligence | QuickSolution | Amazon Kendra | Glean | PKSHA AI Helpdesk | WisTalk | HiTTO | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OCRテキスト化 画像やスキャンPDFから文字を抽出して利用できるか。 | |||||||||
CRM・ヘルプデスク連携 ZendeskやServiceNowと連携しチケット化できるか。 | |||||||||
公開承認ワークフロー 公開前に承認手続を設定できるか。 | |||||||||
FAQウィジェット設置 WebポータルにFAQ検索・質問ウィジェットを設置できるか。 | |||||||||
AI検索精度設定 チャンク分割やモデル設定を調整して検索精度を改善できるか。 |
ほぼ全製品が対応
Microsoft 365 Copilot | Slack | Atlassian Intelligence | QuickSolution | Amazon Kendra | Glean | PKSHA AI Helpdesk | WisTalk | HiTTO | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
要約・抜粋回答生成 長文回答を要約して根拠付きで提示できるか。 | |||||||||
部門別ナレッジ分離 部門ごとにナレッジ範囲や権限を分けて管理できるか。 | |||||||||
AI回答補助・再検索提案 関連質問や類似クエリを提示し自己解決を促せるか。 | |||||||||
メタデータ検索フィルタ 文書種別・部門・更新日など属性で絞り込めるか。 |
優先度が低い
Microsoft 365 Copilot | Slack | Atlassian Intelligence | QuickSolution | Amazon Kendra | Glean | PKSHA AI Helpdesk | WisTalk | HiTTO | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ナレッジ重複検出・統合 重複した文書を検出して統合できるか。 | |||||||||
回帰テスト比較 更新後の回答結果を自動比較して精度変化を検出できるか。 | |||||||||
マルチチャネル連携 Slack/Teams/LINEなど主要チャネルに対応しているか。 |
大企業のナレッジ検索・社内QA(RAG)AIの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、社内QAの置き場所を決める既存ワークスペース内で使うのか、全社横断の検索基盤を作るのか、問い合わせ窓口に置くのかで製品の性格が変わります。まずは自社の情報が集まる場所と、質問する利用者の部門に近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2外せない要件は、機能の優先度マップで確認するチャット履歴の取り込み、古い情報の扱い、検索精度の調整などは回答品質に直結します。紙資料やチケット連携が必要な企業は、一部の企業で必須の要件も合わせて確認します。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用条件をそろえて比較する大企業では、同じRAG製品でも利用者の入口で運用負担が変わります。権限管理や改善担当、導入支援も選定後の定着に影響します。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて確認したい条件を整理します。
ここからは、社内QA AIを全社で使い続けるための条件をそろえます。質問する場所と検索対象の整え方を決めておくと、タイプや機能で近い製品も比べやすくなります。権限運用と改善担当も、導入後の定着を左右します。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
質問する場所と定着のさせ方
全社で使う場合は、利用者が普段開く画面から質問できるかで定着の速さが変わります。検索ポータルやチャットと問い合わせ窓口が併存すると、同じ質問が複数経路に散らばりやすくなります。
製品の分かれ方:使い方は大きく3通りです。既存の業務アプリ内で使う製品、全社検索ポータルとして使う製品、社内ヘルプデスク窓口に置く製品があります。
- 既存の業務アプリ内で使う製品普段の画面から質問できるため、追加ツールの周知を抑えやすい製品です。ただし対象外のシステムは、別の検索入口を残す必要があります。代表製品:Microsoft 365 Copilot / Slack
- 全社検索ポータルとして使う製品複数の保管先や業務SaaSをまとめて探しやすい製品です。ただし最初に対象を広げすぎると、立ち上げの調整が重くなります。代表製品:Glean / QuickSolution
- 社内ヘルプデスク窓口に置く製品問い合わせ受付と回答更新を同じ流れに置きやすい製品です。ただし部門ごとの回答責任を先に決める必要があります。代表製品:PKSHA AI Helpdesk / WisTalk
検索対象データの整備範囲
大企業では、規程や議事録に加えて提案書も別の場所に残ります。チャット履歴やFAQも散らばりやすい情報です。対象を広げすぎると古い資料や重複文書が回答に混ざります。狭すぎる場合は、利用者が結局担当者へ聞き直す状態が残ります。
製品の分かれ方:整備の進め方は3通りです。既存ワークスペースを主な検索対象にする製品、大量文書を検索基盤に集める製品、FAQや対応ログを育てる製品があります。
- 既存ワークスペースを主な検索対象にする製品移行作業を抑えて、社内文書や会話履歴を使い始めやすい製品です。ただし古いフォルダや不要なチャンネルは、導入前に整理する必要があります。代表製品:Microsoft 365 Copilot / Slack
- 大量文書を検索基盤に集める製品ファイルサーバーや業務文書まで含めて、検索対象を広げやすい製品です。ただしデータ量が多いほど、取り込み順と更新ルールの設計が必要です。代表製品:QuickSolution / Amazon Kendra
- FAQや対応ログを育てる製品定型問い合わせを減らしながら、よくある質問を整備しやすい製品です。ただし未整理の規程や例外処理は、担当部門の確認が残ります。代表製品:PKSHA AI Helpdesk / HiTTO
権限・公開範囲の運用体制
部門をまたいで使うと、人事や法務の機密情報も検索対象に入りやすくなります。経営資料まで含める場合は、閲覧権限の整理が遅れると公開範囲を後から狭める事態が起きます。
製品の分かれ方:運用体制は3通りです。既存の権限を引き継ぐ製品、検索基盤側で閲覧範囲を設計する製品、FAQ公開前の確認を担当部門で回す製品があります。
- 既存の権限を引き継ぐ製品既存のIDや権限を活かし、全社展開時の管理をそろえやすい製品です。ただし元の権限設定が粗い場合は、不要な閲覧範囲を先に直します。代表製品:Microsoft 365 Copilot / Glean
- 検索基盤側で閲覧範囲を設計する製品部門や文書保管先ごとに、検索対象と閲覧範囲を設計しやすい製品です。ただし情シス側で、権限変更後の反映手順を決める必要があります。代表製品:QuickSolution / Amazon Kendra
- FAQ公開前の確認を担当部門で回す製品回答内容を部門担当者が確認しやすく、社内向けFAQの統制を保ちやすい製品です。ただし承認待ちが増えると、回答更新が遅れやすくなります。代表製品:PKSHA AI Helpdesk / WisTalk
回答品質の改善担当と導入支援
社内QAは、導入後も質問ログや低評価回答を直し続ける必要があります。担当者が曖昧なまま全社へ広げると、誤回答の修正やFAQ追加が後回しになり、利用者がAIを信用しにくくなります。
製品の分かれ方:改善の進め方は3通りです。既存ツールの運用ルールで広げる製品、技術部門が検索精度や連携を作り込む製品、ベンダー伴走でFAQと回答品質を育てる製品があります。
- 既存ツールの運用ルールで広げる製品利用者に近い画面で始め、社内周知の負担を抑えやすい製品です。ただし回答品質の評価基準は、社内で先にそろえる必要があります。代表製品:Microsoft 365 Copilot / Slack
- 技術部門が検索精度や連携を作り込む製品検索対象や回答の出し方を調整し、大規模データに合わせやすい製品です。ただし専門担当者がいない場合は、初期設定と検証に時間がかかります。代表製品:Amazon Kendra / Glean
- 伴走支援でFAQと回答品質を育てる製品問い合わせ内容を踏まえて、FAQや回答改善を進めやすい製品です。ただし支援を受けても、社内側の確認担当は必要です。代表製品:WisTalk / HiTTO
ぴったりの製品が見つかる
よくある質問
全社に情報が散らばっていても横断で検索できますか?
できます。エンタープライズ検索型はファイルサーバーや文書管理、業務システムをまたいで横断的に検索できます。各システムの権限を引き継ぐため、見てよい人にだけ結果を返せます。データ移行せず既存環境に重ねられる製品が多く、大企業でも導入しやすいです。
アクセス権限や監査ログまで細かく管理できますか?
大企業向けは部署や役職ごとの権限に対応し、認可された範囲だけを検索・回答できます。SSO連携や操作ログ、文書の自動失効に対応した製品もあり、内部統制を保てます。ただし対応範囲は製品差が大きいため、自社の権限体系に合うかを確認しましょう。監査要件がある業種は特に重要です。
全社展開すれば社内問い合わせは一気に減りますか?
期待できますが、元になる文書が整っていないと効果は限定的です。部署ごとに散らばった古い資料や表記ゆれが多いと、回答の精度が落ちます。まず問い合わせの多い人事や情シスから始め、資料を整えながら範囲を広げると定着します。推進役を決めると社内に根づきやすいです。
大企業で導入すると料金はどのくらいかかりますか?
ワークスペース拡張型は1ユーザー月1,250〜4,500円が目安で、人数が多いほど総額が膨らみます。Microsoft 365 CopilotやAtlassian Intelligenceが代表例です。エンタープライズ検索や特化型は要問い合わせが多く、規模と連携範囲で見積もりが変わります。
社外秘のデータをAIに学習されない仕組みはありますか?
あります。法人向けは入力データを学習に使わない契約や国内処理・専用環境を選べる製品があります。回答は社内資料のみを根拠にし、外部の生成AIへ機密を渡さない構成にできます。導入前にデータの保存先と第三者提供の有無を必ず確認しましょう。国内処理を選べるかも要点です。
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