エクシードシステム株式会社が提供する建設業向けシステムです。AnyONE（エニワン）は、工務店・リフォーム会社・建築会社に特化した業務管理システムで、見積から実行予算、発注、入出金、顧客管理、アフターフォローまでを一元管理できます。多くの建設業向けソフトは見積や原価管理といった特定の業務ごとに機能が分かれていますが、AnyONEは「案件」を軸に情報をまとめて管理できるため、部署間での情報共有がスムーズになり、粗利の把握もしやすくなっています。 提供形態はオンプレミス型にも対応しており、自社サーバーで運用したい中堅～大企業や、セキュリティ要件の厳しい環境でも安心して導入できます。画面はExcelに似た見た目で、マウス中心のシンプルな操作性なので、パソコンが苦手なスタッフでも使いこなしやすいのが特長です。建設業界に精通したベンダーならではの充実した帳票テンプレートに加え、導入後の運用段階までしっかりサポートしてくれる体制が整っているため、「自社の業務に合うまで一緒に取り組んでくれる」と評価されています。少人数の工務店から複数拠点を展開する建設会社まで、幅広い規模の企業に適したシステムです。

福井コンピュータ株式会社が提供する建設業向けシステムです。EX-TREND武蔵は、土木施工業向けに測量計算・CAD・出来形・写真・品質管理・電子納品などを統合したオンプレミス型の施工管理パッケージです。複数の点在ツールを組み合わせて使う製品とは異なり、工事全体を一つのプラットフォームで管理できる統合性に優れています。i-Construction対応の3次元設計データ作成から、日々の施工計画・工程管理、出来形・品質・写真管理、さらには検査・電子納品まで一貫して対応。一般的なCADや写真管理ソフトと比べると、3D・ICT施工への対応範囲が広く、現場の実務に即したワークフローが充実しているのが特徴です。オンプレミス型のため自社ネットワーク内で運用でき、大手ゼネコンや中堅建設会社の厳しい情報セキュリティ要件にも対応しやすい点も見逃せません。同社の測量・点群ツール群と連携させることで、3D計測から設計、施工管理まで社内で完結できるため、中小企業から大企業まで幅広い規模の建設会社に適した製品といえます。

株式会社レッツが提供する建設業向けシステムです。見積・実行予算・発注・原価・支払・回収まで、工事に関わる一連の業務を一元管理できる工事原価管理システムで、建設業・専門工事業に特化したパッケージ製品として提供されています。クラウド型が増えている昨今ですが、本製品はオンプレミス型を採用しており、社内サーバーで完結する運用が可能です。セキュリティポリシーや社内規定の関係でクラウド導入が難しい中堅～中小規模の建設会社にとって、導入しやすい選択肢となっています。 機能面では「リレー機能」と呼ばれる仕組みが大きな特徴です。見積から工事台帳、発注・仕入、請求・入金、支払といった各業務のデータがシームレスに連携し、一度入力すれば自動的に関連帳票へ反映されるため、二重入力の手間を大幅に削減できます。また、Excelクリエート機能を搭載しており、現場で使い慣れたExcel帳票のレイアウトをそのまま活かしてシステム出力できるのも魅力です。現場担当者や経理部門にとって移行時の負担が少なく、スムーズに定着しやすい点も見逃せません。会計ソフトとの連携にも対応しているため、工事別の採算管理を精度高く行いたい中小～数百名規模のゼネコンや専門工事会社の基幹システムとして適した製品です。

建設ドットウェブ株式会社が提供する建設業向けシステムです。ガリバー/プロステージは、従業員300名程度までの中堅規模の建設・工事会社を想定したオンプレミス型ERPパッケージで、工事原価管理から会計、支払、人事、JV管理まで建設業の基幹業務を幅広くカバーしています。他の建設ERPと比べた際の特長は、建設業に必要なサブシステムが一つのパッケージにまとまっている点で、販売管理、人事、減価償却、でんさい、JVといった機能までを含めて一元的に管理できます。オンプレミス型のため、社内セキュリティポリシーの関係でクラウドサービスの利用が難しい企業でも安心して導入でき、Oracle/PostgreSQLをベースに内部統制や部門別セキュリティ、詳細なログ管理といった仕組みを構築しやすい設計になっています。クラウド型サービスと比べると初期導入の規模は大きくなりますが、ワークフローや電子承認、CI-NET連携などが標準で備わっており、原価と財務を軸に全社業務を統合したい中堅建設会社や、グループ会社を含めた複数社管理が必要な企業に適しています。中小企業でも、将来の成長を見据えてオンプレミスでしっかりした基幹システムを構築したい場合には有力な選択肢となるでしょう。