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オープンソースのバーチャルオフィスツールおすすめ9選|タイプ別の選び方ガイド

更新:2026/6/17
オープンソースのバーチャルオフィスツールは、仮想空間を用意すれば済むものに見えても、実際には交流の作り方で比べる軸が変わります。2Dマップ上でアバターを動かして近接通話するタイプ、チャットやビデオ会議を常設基盤にするタイプ、文書やファイルを同時編集するタイプでは、会議室やラウンジの設計、画面共有、ファイル保管の見方が分かれます。このページでは、空間UIの有無と自社サーバー運用の範囲を分けて、外部ツール連携や同時接続規模に合うオープンソースのバーチャルオフィスツール候補を比較できます。
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レビュー担当 加藤 杏奈
業務システム導入プロジェクトで日程調整・スケジュール管理を日常的に行い、Microsoft Excel・Google Workspace等を活用。オフィス管理の実務視点から製品を評価している。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
2Dマップ空間でアバターを操作して交流するタイプ 🗺️
WorkAdventure
/ SkyOffice
/ HyHyve
チャット+ビデオ会議を軸にしたリアルタイム連携タイプ 💬
Rocket.Chat
/ Mattermost
/ Element
ドキュメント共同編集・ファイル共有を中心にしたコラボレーションタイプ 📝
Nextcloud
/ ONLYOFFICE
/ Etherpad
企業規模
個人事業主
デバイス
その他
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おすすめ製品の早見表

タイプ別おすすめ製品 9

オープンソース型のバーチャルオフィスツールのおすすめ製品を製品ごとにタイプ、料金、企業規模、評価ポイントで比較する表
製品名タイプ料金企業規模評価ポイント
WorkAdventure
2Dマップ空間でアバターを操作して交流するタイプ 🗺️
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

独自2Dマップを作り込め、大規模イベント実績もある。空間体験重視の組織向き。

SkyOffice
2Dマップ空間でアバターを操作して交流するタイプ 🗺️
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

MITライセンスで自社改修しやすく低コスト。小規模チームの検証向き。

HyHyve
2Dマップ空間でアバターを操作して交流するタイプ 🗺️
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

Microsoft Teamsに仮想会場を追加可能。説明会やイベント交流を始めやすい。

Rocket.Chat
チャット+ビデオ会議を軸にしたリアルタイム連携タイプ 💬
0円〜
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

自社管理のセキュアなチャット基盤。シェアが高く、多言語運用にも対応。

Mattermost
チャット+ビデオ会議を軸にしたリアルタイム連携タイプ 💬
0円〜ユーザー/月
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

開発・運用通知をチャットに集約可能。閉域環境や厳格な統制にも強い。

Element
チャット+ビデオ会議を軸にしたリアルタイム連携タイプ 💬
要問合せ
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

E2EE前提で組織間通信を安全に運用可能。公共・金融など機密業務向き。

Nextcloud
ドキュメント共同編集・ファイル共有を中心にしたコラボレーションタイプ 📝
0円〜ユーザー/年
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

ファイル・会議・文書編集を自社管理で統合可能。データ統制を重視する組織向き。

ONLYOFFICE
ドキュメント共同編集・ファイル共有を中心にしたコラボレーションタイプ 📝
0円〜月額/管理者
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

Office文書の互換性が高く、既存基盤にも組み込みやすい共同編集スイート。

Etherpad
ドキュメント共同編集・ファイル共有を中心にしたコラボレーションタイプ 📝
0円OSS
  • 中小
  • 中堅
  • 大企業

共有URLだけで同時編集できる軽量パッド。低コストで文章共同作業を始めやすい。

バーチャルオフィスツールの導入によって得られる効果

バーチャルオフィスツールは、オンライン上の作業場所で会話や在席状況を共有するためのツールです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。

導入前の課題導入によって得られる効果
在席確認に時間がかかるメンバーの在席や作業状況を把握しやすくなり、個別確認の手間を減らせます
雑談や相談がしにくいオンライン上で声をかけやすくなり、ちょっとした相談や確認を進めやすくなります
チームの動きを把握しにくいチームごとの活動状況を確認しやすくなり、孤立や連携不足を抑えやすくなります
会議開始に手間がかかる近くのメンバーとすぐに話しやすくなり、会議URL共有や招待作業を減らせます
リモート勤務の連携が不安オンライン上の居場所や会話を活用し、リモート時の連携を進めやすくなります

続いて、オープンソースのバーチャルオフィスツールをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。

オープンソースのバーチャルオフィスツール3タイプを解説

比較項目2Dマップ空間でアバターを操作して交流するタイプチャット+ビデオ会議を軸にしたリアルタイム連携タイプドキュメント共同編集・ファイル共有を中心にしたコラボレーションタイプ
優れている点2Dマップで偶発的な交流再現自社サーバーでチャットと通話統合資料を同時編集し確認待ち削減
できること近接ビデオ通話マップ空間カスタマイズ偶発的交流演出セルフホスト型チャットビデオ会議連携ファイル送受信リアルタイム共同編集セルフホスト保管権限・版管理
適している企業/業種リモートワーク企業イベント主催者自社運用希望企業セキュリティ重視組織リモートワーク企業OSS移行検討組織
料金目安無料〜(有料プランあり)無料〜(有料のエンタープライズ版あり)無料〜(有料プランあり)

タイプ別おすすめ製品

2Dマップ空間でアバターを操作して交流するタイプ 🗺️

このタイプが合う企業:

リモート・ハイブリッドワーク環境で、オフィスの偶発的コミュニケーションを仮想空間で再現したい企業や、イベント・カンファレンス用途にも活用したいチーム

どんなタイプか:

2Dマップ上のアバター移動を起点に、近接通話や空間内の交流を行うタイプです。マップやアバターを作り込めるため、チャット型よりオフィスらしい偶発的な会話を表現できます。

おすすめ製品3選

WorkAdventure

2Dマップを自社で作り込みたい組織向けの仮想オフィス

WorkAdventureは、オープンソースの2Dマップを自社で作り込み、アバターの近接会話を日常の雑談からイベントまで広げられる製品です。 Tiledでオフィスや会場を細かく設計でき、画面共有・音声・ビデオ通話も同じ空間で使えるため、空間体験を重視する制作体制のある組織に向きます。 FitGapでは機能性評価が同タイプで最も高く、連携・拡張性とサポートもおすすめ9製品内で1位タイです。 一方、無料プランは同時接続15名までで、有料プランはユーザー課金のため全社展開では費用試算が必要です。マップ制作に外部ツールや技術知識を使うため、非エンジニアだけで手早く始めたい企業は導入工数も比較してください。
価格
要問合せ
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

自社サーバーで空間交流を低コストに試したい小規模チーム向け

SkyOfficeは、MITライセンスのオープンソースとして公開され、2D空間で近接会話・画面共有・ホワイトボードを試せる軽量なバーチャルオフィスです。 商用サービスを契約する前に、自社サーバー上で最小構成の空間交流を検証したい小規模チームに向きます。 FitGapの料金評価はカテゴリ39製品中3位で、購入費用を抑えながら自社で構築・拡張したい場合に選びやすい一方、機能性・連携評価はいずれも32位、サポートと導入しやすさは34位です。 公開情報や問い合わせ導線を社内で補いながら運用する前提になりやすいため、全社の常設オフィス、認証・カレンダー連携、稟議資料の作りやすさを重視する企業は、より運用支援が明確な製品と比較してください。
価格
要問合せ
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

Teamsに組み込んで交流イベントを開きたい企業におすすめ

HyHyveは、2Dの仮想会場をMicrosoft Teamsに組み込み、参加者が自由に移動して交流できるイベント寄りのバーチャルオフィスです。 オープンソースを自社改修するより、既存のTeams運用にネットワーキング空間を追加したい企業に向きます。 FitGapでは操作性と導入しやすさがおすすめ9製品中1位タイで、無料デモから体験しやすい点も、英語運用に抵抗の少ない中堅・大企業の説明会や社内イベントに合います。 一方、料金は参加者数と通話分数に応じる従量課金で、長時間・大人数の常時利用では総額確認が欠かせません。チャット、ファイル共有、スケジュール管理などの日常業務機能は標準搭載ではないため、常設オフィスとして使うなら他ツールとの併用前提で比較してください。
価格
要問合せ
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

チャット+ビデオ会議を軸にしたリアルタイム連携タイプ 💬

このタイプが合う企業:

SlackやMicrosoft Teamsの代替としてオープンソースのチャット環境を自社サーバーで運用したい企業や、セキュリティ要件が厳しくデータを社外に出せない組織

どんなタイプか:

テキストチャットを常設基盤にし、ビデオ会議・画面共有・ファイル送受信を同じ画面で扱うタイプです。空間UIよりも業務連絡と通話連携の集約を重視します。

おすすめ製品3選

チャット基盤を自社管理で置き換えたい情報システム部門向け

Rocket.Chatは、SlackやTeamsの代替を自社管理で作りたい企業向けのオープンソース型チャット基盤です。 テキストチャット、ファイル共有、音声・ビデオ通話、画面共有を1つにまとめられ、ソースコード公開によりUI調整や独自プラグイン開発もしやすい点が魅力です。 FitGapではチャット+ビデオ会議軸タイプ内のシェアが1位で、操作性評価も1位タイのため、現場に使わせやすいOSS候補を探す情シスに向きます。権限・閲覧制御やガバナンスポリシー管理、多言語UIにも対応し、機密情報や海外メンバーを含む運用にも合わせやすいです。 一方、自社サーバー運用ではアップデートや障害対応の知識が必要で、連携はWebhookやプラグイン開発が中心です。空間UIで在席感や偶発的な会話を作りたい場合は、別タイプの製品も比べてください。
価格
0円〜
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

開発・運用の通知を集約したい閉域重視の組織におすすめ

Mattermostは、チャットを開発・運用業務の司令塔として使いたい組織向けのオープンソース型コラボレーション基盤です。 通常のチャット、スレッド、ファイル共有に加え、WebhookやプラグインでGitやCI/CDの通知を集約でき、インシデント対応や開発チームの状況共有を同じ画面で進めやすい点が特徴です。 FitGapではセキュリティ評価がカテゴリ39製品中2位、連携評価が4位で、閉域環境や認証連携を重視する金融・公共・情報通信系の中堅〜大企業に向きます。医療・公共専用閉域モードにも対応するため、外部クラウドに情報を出しにくい現場でも候補にしやすいです。 一方、セルフホストには構築・保守の専門知識が必要で、LDAP連携や高度な権限管理、音声通話、社外ユーザーとの安全なチャットは有償版や追加オプションが前提になる場合があります。少人数で安く始めたい企業や、アバター型の常設空間を求める企業は他製品と比較が必要です。
価格
0円〜
ユーザー/月
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

端末間暗号化を最優先する官公庁・金融向けの分散型チャット

Elementは、Matrixというオープン標準を基盤に、組織をまたぐ安全なチャットと音声・ビデオ通話を自社統制下で運用しやすい分散型コミュニケーション基盤です。 標準でエンドツーエンド暗号化を前提にしており、会話の参加者だけが内容を読める仕組みを重視する官公庁、金融、防衛関連、複数組織連携の多い大企業に向きます。 FitGapではセキュリティ評価がカテゴリ39製品中1位、連携評価も5位で、暗号化と外部組織との接続を両立したい場合に選ぶ理由が明確です。セルフホストやネットワーク分離環境での利用も想定され、インフラの配置場所や運用手順を自社で管理したい組織に合います。 一方、商用利用は有料プランが前提で、エンタープライズ利用は100名以上からです。導入しやすさや操作性の評価は下位寄りのため、少人数チームや一般的なビジネスチャットの使いやすさを優先する企業は、Rocket.ChatやMattermostも含めて比べる必要があります。
価格
要問合せ
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

ドキュメント共同編集・ファイル共有を中心にしたコラボレーションタイプ 📝

このタイプが合う企業:

リモート環境でもチームメンバーが同時に文書やスプレッドシートを編集したい企業や、Googleワークスペースの代替をオープンソースで構築したい組織

どんなタイプか:

文書共同編集とファイル共有を中心に、資料作成や保管をリアルタイムに進めるタイプです。会話空間ではなく、同じ成果物を一緒に更新する協働を支えます。

おすすめ製品3選

ファイル共有を軸に自社管理のクラウドを作りたい組織向け

Nextcloudは、ファイル共有を軸に文書編集や通話、カレンダーまで自社管理のクラウドへ広げられるオープンソース型のコラボレーション基盤です。 自社サーバー上に置けるため、外部共有の制限やアクセスログ確認を含めて社内ポリシーに合わせやすく、FitGapでも同タイプ3製品の中で採用が最も広く、連携・拡張性評価もおすすめ9製品中1位タイです。 大企業、官公庁、教育、金融など、データ保管場所や権限管理を重視しながら周辺業務も同じ基盤に寄せたい組織に向きます。 一方、サーバー構築・更新・障害対応を自社で担う必要があり、小規模向け公式サポートも限られます。文書共同編集だけを安く軽く始めたい場合は、ONLYOFFICEやEtherpadの方が合うケースがあります。
価格
0円〜
ユーザー/年
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

Office文書の互換性を最優先したい企業向けの共同編集スイート

ONLYOFFICEは、DOCX・XLSX・PPTXを崩さず扱うことを重視した、オープンソースの文書共同編集スイートです。 既存のMicrosoft Office文書を多く抱え、ファイル共有やチャットよりも編集画面の互換性を優先したい企業で選びやすく、FitGapでは料金評価が同タイプ内で上位、金融業界でのシェアもおすすめ9製品中2位です。 管理者課金で閲覧中心のユーザーが多い組織では費用を抑えやすく、NextcloudやSharePointなど既存基盤に編集機能を組み込みたい場合にも向きます。 一方、外部サービス連携やSSOはプラン差があり、オンプレミス運用ではLinux・Dockerなどの構成設計が必要です。通話やファイル共有までまとめたい企業はNextcloud、軽い議事録用途だけならEtherpadとも比較するとよいです。
価格
0円〜
月額/管理者
無料トライアルあり
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

同時テキスト編集に絞った軽量なオープンソースの共同編集パッド

Etherpadは、共有URLを開いた参加者が同じテキストを同時編集することに絞った、軽量なオープンソースの共同編集パッドです。 議事録、ブレスト、原稿レビューのように「まず文章を全員で書く」用途なら余計な機能が少なく、FitGapでは料金評価がカテゴリ39製品中1位、操作性評価も上位寄りです。 小さなサーバーで低コストに立てたいチームや、APIで既存の社内ポータルにパッド機能を組み込みたい場合に向きます。 一方、チャット、ビデオ会議、ファイル共有、Office形式の本格編集、細かな権限管理をまとめて置き換える製品ではありません。公式クラウドもないため、Node.js環境の構築やサーバー保守を担えない組織は、NextcloudやONLYOFFICEを優先して比較する方が現実的です。
価格
0円
OSS
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
使いやすさ
セットアップ
料金
サポート充実
連携・拡張性
機能性
セキュリティ
メリットと注意点
仕様・機能

比較すべき機能の優先度マップ

要件の優先度チャートとは?

製品の機能は多岐にわたりますが、選定の結果を左右するのは一部の機能です。 FitGapの要件の優先度チャートは、各機能を"必要とする企業の多さ"と"製品ごとの対応差"で4つに整理し、比較の優先順位をわかりやすく示します。

選定の決め手

🖥️セルフホスト(自社サーバー運用)の対応範囲
オープンソース製品を選ぶ最大の動機は自社サーバーへの設置ですが、製品によって「完全セルフホスト可能」なものと「一部機能のみオンプレ対応」のものがあります。FitGapでは、Docker対応やインストール手順の充実度まで確認することをおすすめしています。
🎙️リアルタイム音声・ビデオ通話の品質と方式
バーチャルオフィスの中核機能である音声・ビデオ通話は、WebRTCベースかSFUサーバー方式かで品質や同時接続数が大きく変わります。Jitsi Meet系のように自前でメディアサーバーを立てられるものと、外部サービスに依存するものでは運用コストも異なります。
🗺️2Dマップ・アバター型の空間UI有無
WorkAdventureやSkyOfficeのような2Dマップ上をアバターで歩き回れるUIを持つ製品と、チャット・通話だけの製品では「オフィス感」がまるで違います。空間UIの有無はチームの利用定着率に直結するため、FitGapでは最重要の選定軸と考えています。
🇯🇵日本語UIおよびドキュメントの整備状況
オープンソース製品は海外発が大半で、UIや公式ドキュメントが英語のみのケースが多いです。Rocket.ChatやNextcloudのように日本語コミュニティが活発な製品は導入ハードルが大きく下がるため、社内のITリテラシーに合わせて必ず確認してください。
🔗外部ツール連携(Slack・Google・MS365等)
既存のチャットやカレンダー、ドキュメント管理ツールとの連携がスムーズかどうかは、現場の運用負荷を左右します。API公開の範囲やWebhook対応、OAuth認証の有無を事前にチェックすることで二重管理の手間を防げます。
👥同時接続ユーザー数の上限と拡張性
オープンソース製品はライセンス上の人数制限がないものが多い反面、サーバースペックに応じた実質的な同時接続上限があります。10名規模のチームと100名以上の全社利用ではサーバー構成がまったく異なるため、事前の負荷検証が欠かせません。
🧩プラグイン・拡張機構の充実度
オープンソースの強みはカスタマイズ性ですが、ソースコードを直接改変しなくても済むプラグインやアドオンの仕組みがあるかどうかで、運用の自由度が段違いになります。Mattermostのようにマーケットプレイスを持つ製品は導入後の拡張が容易です。

一部の企業で必須

🔒エンドツーエンド暗号化(E2EE)への対応
金融・医療・行政など機密性の高い業種では、通信経路だけでなくサーバー上でもデータが暗号化されるE2EE対応が求められます。ElementやRocket.Chatなど一部製品のみが対応しており、全製品が標準で備えている機能ではありません。
📱モバイルアプリ(iOS/Android)の提供
外回りや移動中にもバーチャルオフィスへアクセスしたい場合はモバイルアプリが必要です。オープンソース製品の中にはブラウザ専用でネイティブアプリがないものも多いため、現場の働き方に合わせて確認してください。
🔑LDAP/SAML等のシングルサインオン連携
Active DirectoryやIdP(認証基盤)と連携したSSO対応は、50名超の組織で導入する際にほぼ必須となります。対応の有無は製品ごとに異なるため、情報システム部門と事前にすり合わせておくと選定がスムーズです。
📊勤怠・在席ステータスの可視化機能
テレワーク管理を目的とする企業では、メンバーのオンライン/離席/会議中などのステータス表示や入退室ログの記録が重要です。専用バーチャルオフィス製品では搭載率が高い一方、汎用チャット系OSSでは標準搭載されていないことがあります。
🎬録画・アーカイブ機能
会議の議事録代わりに録画を残したい企業や、研修用途でアーカイブが必要な場合には、ビデオ通話のサーバーサイド録画機能があるかを確認してください。Jitsi MeetやKalturaなど一部の製品で対応しています。
🚪ゲストアクセス(社外ユーザーの招待)
社外のパートナーやクライアントを一時的にバーチャルオフィスへ招待したい場面では、アカウント不要のゲストリンク発行機能が必要です。対応していない製品ではユーザー登録が必須となり、外部コラボレーションのハードルが上がります。

ほぼ全製品が対応

💬テキストチャット機能
1対1やグループでのテキストメッセージのやり取りは、ほぼすべてのバーチャルオフィス系OSSが標準で備えています。チャンネル分けやスレッド表示の使い勝手に多少の差はありますが、機能の有無で選定が分かれることはまずありません。
🖵画面共有
ビデオ通話中に自分のデスクトップやアプリケーション画面を共有する機能は、WebRTC対応のツールであればほぼ標準で搭載されています。資料を見せながら会話できるため、日常業務で頻繁に使われます。
📎ファイル共有・アップロード
チャットやルーム内でのファイル送受信は基本機能として大半の製品に含まれています。ストレージ容量の制限はサーバー環境に依存しますが、機能自体はほぼ全製品が対応しています。
🌐ブラウザベースでの利用
オープンソースのバーチャルオフィスツールの多くはWebブラウザからアクセスでき、専用アプリのインストールが不要です。導入のしやすさに直結しますが、ほぼ全製品が対応しているため差別化要因にはなりにくいです。

優先度が低い

🥽3D/VR空間への対応
メタバース的な3D空間やVRヘッドセット対応を備える製品もありますが、日常業務での実用性はまだ限定的です。FitGapでは、現時点で一般企業がバーチャルオフィス選定時に3D/VR対応を優先する必要性は低いと考えています。
🎵BGM・環境音のカスタマイズ
オフィスの雰囲気を演出するBGMや環境音の再生機能は、一部製品やLoFi系サービスで見られますが、業務効率への影響は限定的です。チーム文化として重視する場合を除き、選定の優先度は低めです。

オープンソースのバーチャルオフィスツールの選び方

このページでの絞り込み方

  1. 1
    タイプを見て、利用シーンに近い製品を絞る仮想オフィスの目的は大きく3つです。空間での交流、日常チャット、文書共同編集のどれに近いかで選ぶ製品群が変わります。まずは自社の使い方に近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
  2. 2
    外せない要件は、機能の優先度マップで整理するセルフホストや通話品質に加え、日本語UIと外部連携も先に要件化します。必要な機能を整理しておくと、導入後の運用条件を比べやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
  3. 3
    運用条件を同じ前提でそろえるOSSのバーチャルオフィスは、ソースコードの有無だけで負担が決まるわけではありません。誰がサーバーを保守するか、どの範囲で常設するか、契約時に利用できる支援範囲で運用が変わります。下の比較ポイントでは、機能の○×に加えて確認したい運用・契約条件を整理します。

ここからは、機能の○×に加えて、運用体制と契約条件を同じ前提でそろえます。空間型・チャット型・共同編集型では、保守する範囲や利用人数の増え方が違います。データ管理と費用の条件まで並べると、導入後の負担を想定しやすくなります。

機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント

自社サーバー運用の担い手

情報システム部門が小さい場合は、OSSを入れるだけでも更新作業や障害時の切り分けが続きます。通話やファイル保管を含む製品ほど、サーバー構成と保守手順が重くなりやすいです。

製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。アプリ全体を自社で構築する製品、クラウド運用と自社管理を組み合わせる製品、既存のファイル基盤に編集機能を組み込む製品があります。

  • アプリ全体を自社で構築する製品サーバーや認証の設計を社内ルールに合わせやすい製品です。ただし更新作業と障害時の一次対応を社内で担う前提になります。代表製品:Rocket.Chat / Mattermost
  • クラウド運用と自社管理を組み合わせる製品社内で持つ範囲を減らしながら、空間や通信の管理を段階的に始めやすい製品です。ただし保存場所と管理者権限の分担を整理する必要があります。代表製品:WorkAdventure / Element
  • 既存のファイル基盤に編集機能を組み込む製品ファイル管理や文書編集を既存の保管ルールに寄せやすい製品です。ただし保存先や権限の設計を先にそろえないと運用が割れます。代表製品:Nextcloud / ONLYOFFICE

常設範囲と利用頻度

毎日開く仮想オフィスと、会議やイベントの日だけ開く場では、利用者への案内や管理者の巡回負担が違います。常設範囲を広げすぎると、使われない部屋や重い通知が増えやすくなります。

製品の分かれ方:使い方は大きく3通りです。常設の空間として使う製品、日常チャットの入口として使う製品、文書作成の時間だけ共同編集に使う製品があります。

  • 常設の空間として使う製品アバターで集まる場所を作り、雑談や会議の入口を同じ空間に置きやすい製品です。ただしマップの管理と利用ルールの周知が続きます。代表製品:WorkAdventure
  • 日常チャットの入口として使う製品チャンネルやスレッドを日々の連絡基盤にしやすい製品です。ただし空間演出より、通知整理やチャンネル設計の負担が中心になります。代表製品:Rocket.Chat / Mattermost
  • 文書作成の時間だけ共同編集に使う製品会議録や資料を同時に更新する場として使いやすい製品です。ただし通話や在席感を担う製品とは役割を分ける必要があります。代表製品:Nextcloud / Etherpad

データ管理と外部参加者の扱い

社外メンバーや取引先も招く場合は、招待後の権限変更と契約終了時の削除手順が増えます。会話とファイルに加え、編集履歴の保管場所が分散すると、監査や問い合わせ時の確認に時間がかかります。

製品の分かれ方:管理方法は大きく3通りです。社内の閉じた環境で使う製品、組織をまたぐ通信を設計する製品、ファイル保管と共有権限を中心に管理する製品があります。

  • 社内の閉じた環境で使う製品社内ネットワークや自社管理サーバーで会話を集約しやすい製品です。ただし外部招待を増やす場合は、権限変更とログ確認の担当を決める必要があります。代表製品:Mattermost / Rocket.Chat
  • 組織をまたぐ通信を設計する製品別組織との連携を前提に通信の統制を考えやすい製品です。ただし接続先ごとの管理方針を決めないと、運用ルールが複雑になります。代表製品:Element
  • ファイル保管と共有権限を中心に管理する製品文書やファイルの置き場所を決めてから共同作業を広げやすい製品です。ただし会話や通話まで含める場合は、周辺機能との役割分担が必要です。代表製品:Nextcloud / ONLYOFFICE

人数増加時の料金と保守負担

小さく試す段階では無料枠やOSS版で始められても、常設利用では利用者追加や商用サポートの費用が効いてきます。サーバー費用と担当者の保守時間を分けて考えないと、安く始めた後に負担が膨らみます。

製品の分かれ方:料金形態は大きく3通りです。OSS版から自社で始める製品、利用人数や同時接続で条件をそろえる製品、企業向け支援込みで契約する製品があります。

  • OSS版から自社で始める製品ライセンス費用を抑えて試しやすい製品です。ただし本番利用ではサーバー費用と保守担当者の時間を別に見込む必要があります。代表製品:Etherpad / Rocket.Chat
  • 利用人数や同時接続で条件をそろえる製品参加者数や編集者数に合わせて総額を考えやすい製品です。ただしイベント利用と常設利用では必要な契約条件が変わります。代表製品:WorkAdventure / ONLYOFFICE
  • 企業向け支援込みで契約する製品運用支援やセキュリティ更新を含めて計画しやすい製品です。ただし見積もり前に利用範囲と管理体制を整理する必要があります。代表製品:Element / Nextcloud

ぴったりの製品が見つかる

かんたんな質問に答えるだけで、あなたの要件が整理され、解消すべき注意点や導入までに必要なステップも分かります。

よくある質問

自社サーバーにインストールして使えますか?

はい、オープンソースのバーチャルオフィスは自社サーバーにインストールし、データを外部に出さずに運用できます。WorkAdventureは2Dマップ空間、MattermostやRocket.Chatはチャットとビデオ会議を自社環境で構築できます。閉域ネットワークや厳格な情報統制が必要な組織でも、要件に合わせて導入できます。

自社の用途に合わせて自由に改修できますか?

MITライセンスなどのオープンソースはソースコードを改修でき、自社の業務に合わせて機能を追加・変更できます。WorkAdventureやSkyOfficeはマップやアバターを独自に作り込め、オフィスの世界観を自由に設計できます。ただし改修や構築には技術知識が必要なため、開発できる体制があるかが導入の前提になります。

チャットや資料の共同編集まで一つの基盤でまかなえますか?

用途に応じて製品を組み合わせれば、チャット・ビデオ会議から資料の共同編集まで自社基盤でまかなえます。NextcloudやONLYOFFICEは文書やスプレッドシートの同時編集に強く、Etherpadは手軽な共同メモに向いています。Slackやクラウドに頼らず、社内で完結するコラボレーション環境を作れます。

オープンソースのバーチャルオフィスは無料で使えますか?

ライセンス費用はかからず、ソフト自体は無料で導入できますが、サーバー費用や構築・保守の手間は自社で負担します。WorkAdventureやMattermost、Nextcloudなどは無料で使える一方、安定運用にはサーバー管理の人手が必要です。無料という言葉だけで判断せず、構築や運用にかかる工数も含めて総コストで考えるのが大切です。

技術者がいなくてもオープンソース版を使えますか?

開発や運用を任せられる技術者がいない場合、オープンソースの導入や保守は負担が大きく現実的ではありません。構築・アップデート・障害対応をすべて自社で抱えるため、専任できる人がいないとかえって手間とリスクが増えます。手軽に始めたいなら、サポートのある商用のクラウド型を選ぶ方が結果的に安く済むこともあります。

※掲載している機能・対応範囲・料金は一般的な目安です。製品・プラン・契約条件により異なる場合があるため、導入前に各製品の最新の公式情報や比較表でご確認ください。

サービスカテゴリ

AI・エージェント

汎用生成AI・エージェント
LLM・大規模言語モデル
エージェントフレームワーク
エージェントオートメーション基盤

ソフトウェア(Saas)

オフィス環境・総務・施設管理
開発・ITインフラ・セキュリティ
データ分析・連携