FitGap

オンプレミス型の受付・入退室管理システム

質問に答えるだけでぴったりのサービスを無料診断

最も必要なことは?

オンプレミス型の受付・入退室管理システムを比較したい

あなたにおすすめ

会社への来客者の受付を電子化したい

分譲・賃貸物件にスマートロックを取り付けたい

従業員の入退室を管理したい

宿泊施設の入退室管理をしたい

レンタルルーム等、各種サービス施設の入退室管理をしたい

受付や入退室を管理してセキュリティを強化したい

オンプレミス型の受付・入退室管理システムとは?

受付システムとは、オフィスビルやショールームなどでの来訪者対応を自動化・無人化するためのシステムです。タブレットや専用端末を使用して来訪者が自身で受付手続きを行い、訪問先への通知や来訪履歴の管理などを効率化して実施することができます。特に訪問者が多くない中小企業では、人件費削減と業務効率化の手段として注目されています。 入退室管理システムは、施設や特定エリアへの出入りを電子的に管理し、記録するシステムです。ICカード、スマートフォン、生体認証などの認証手段により、許可された人物のみが入退室できる仕組みを提供します。また、入退室履歴をデータ管理することで、セキュリティ管理やコンプライアンスの強化にも役立ちます。 オンプレミス型の受付・入退室管理システムは、自社内にサーバーやソフトウェアを設置して運用するタイプのシステムです。企業が自社の設備内でシステムを完結させることで、データの管理や運用を自社でコントロールできます。オンプレミス型システムでは、インターネット接続に依存せずに動作するため、ネットワーク環境に左右されない安定した運用が可能です。 両システムの主な違いは、受付システムが来訪者の初期対応に特化しているのに対し、入退室管理システムは施設全体のセキュリティと人の動きの管理に重点を置いている点です。多くの企業では、両システムを連携させることで、来訪者の受付から退出までを統一的に管理し、利便性と安全性を両立しています。

すべて見る

オンプレミス型の受付・入退室管理システム(シェア上位)

AZ-Access
AZ-Access
セコム株式会社が提供する受付・入退室管理システム「AZ-Access」は、ICカード・顔認証・テンキーを統合した専用制御盤をオンプレミスに設置し、ネットワーク分離環境でも高可用に動作します。入退履歴はAES256暗号化でローカル保存し、改ざん検知ハッシュ付きCSV/PDFをワンクリック出力。空調・照明・エレベータ連動、省エネスケジュール、共連れ検知・アンチパスバックで不正通行を防ぎ、テナント毎の委譲管理やフロア別通行権限設定をGUIで簡単に行えます。ドア数単位でモジュール拡張でき、LAN/VPN経由で全国拠点を一画面統合監視。セコム駆け付け警備・遠隔監視とAPI連携すれば24時間体制を外部委託でき、SOC2/ISMS準拠と運用コスト最適化を両立。さらに、日本語と英語の二言語UI、オフライン時のキャッシュ認証、非常電源対応盤など細部まで作り込まれており、従業員三百名規模オフィスから数千名が出入りする研究施設、重要インフラ系データセンターまで導入実績豊富で、厳格な監査証跡とBCPを重視する企業に最適です。また、リプレース時は既存カード資産の併用や段階移行も可能で、長期運用コストを抑えたい情報システム部門から高い評価を得ています。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中1
事業規模
中小企業 14
中堅企業 55
大企業 29
メリット・注意点
仕様・機能
株式会社RECEPTIONISTが提供する「RECEPTIONIST」は、iPadとQRコードで来客受付を無人化し、VPNトンネル接続用オンプレゲートウェイを併用して閉域網運用にも対応するハイブリッド型システムです。Slack・Teams・LINE WORKSとリアルタイム連動し、会議室予約や日程調整サービスとシームレスに統合。GUIで権限や滞在時間を直感的に設定でき、月額1万円台からスモールスタート可能です。SAML認証・IP制限・電子署名付き受付票を備え、IPO準備中のスタートアップから1,000名超の上場企業まで幅広く採用。オンプレPBX内線呼出、顔認証オプション、受付統計APIなど拡張性が高く、来館データはCSV・Webhookで勤怠やゲートと連携して運用コストを削減。多言語UIと自動翻訳メッセージにより海外来客の案内ミスを低減し、最長18か月のログ保存と検索で監査負荷を軽減します。クラウド主体でアップデートが自動適用され、情報システム部門の保守工数を抑えつつ常に最新機能を享受できる点が他社との差別化ポイントです。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
無料トライアル
シェア
124サービス中2
事業規模
中小企業 5
中堅企業 73
大企業 21
メリット・注意点
仕様・機能
株式会社フォトシンスが提供する「Akerun」は、後付けスマートロックとクラウド管理を組み合わせた受付・入退室管理システムです。オンプレゲートウェイが認証情報をキャッシュし、ネットワーク障害時でもICカード・スマホ・Apple Watch・顔認証で解錠可能。入退履歴は暗号化同期され、APIで勤怠や予約システムと連携。月額制と簡単施工で小規模オフィスから中堅企業まで導入ハードルを低減し、アンチパスバックやワンタイムキーなど多機能。全国保守網と代替機配送でダウンタイムを最小化し、ISO27001やFIDO準拠で医療・製造現場にも対応します。また、専用クラウド「Akerun Access Intelligence」により通行ピーク分析や在室ヒートマップを可視化しスペース効率を向上。BLE通信を採用し配線工事が不要なため退去時費用も抑えられ、カメラ連携による映像ポップアップとアラートで不審アクセスを即時検知できるなど、柔軟なスケール性と運用コストのバランスで競合と差別化されています。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中3
事業規模
中小企業 30
中堅企業 30
大企業 38
メリット・注意点
仕様・機能
株式会社オービックが提供する「オービック入退室管理」は、基幹パッケージOBIC7と同じデータベースを共有し、人事マスターを自動参照して通行権限を即時反映するオンプレミス型システムです。生体認証・ICカード・PINの多要素認証を毎分2,000件超で高速処理し、電子錠・ゲート・カメラ・勤怠と統合。ISO27001準拠とFIDO2キー対応で機密情報を扱う製造業や研究開発拠点に適合します。SEが伴走しハイブリッドクラウドゲートウェイでSaaS連携も拡張可能で、大企業向けながら機能を絞ったスタンダード構成なら中堅企業でもコストを抑えて導入可能です。さらに、ドアユニット単位でホットスワップ交換ができ稼働停止リスクを低減。LDAP連携やSyslog出力などのエンタープライズ機能で海外子会社を含む複合環境も統合管理でき、買い切り+保守契約モデルにより総保有コストを抑えたい企業の選択肢として支持されています。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中4
事業規模
中小企業 9
中堅企業 27
大企業 63
メリット・注意点
仕様・機能
綜合警備保障株式会社(ALSOK)が提供する受付・入退室管理システムです。警備員駆け付けサービスと連動するオンプレミス制御盤にICカード・指静脈・顔認証を統合し、アンチパスバック・共連れ検知・扉間インターロックで大規模オフィスや医療・金融施設の高いセキュリティ基準に適合します。入退履歴はAES256暗号化で自社サーバへ冗長保存し、改ざん検知ハッシュ付きCSVを即時出力でき監査も容易。VPN統合監視とSyslog出力で全国拠点を一画面に可視化し、既存SIEMとも容易に連携。夜間自動施錠や空調・照明連動による省エネ、緊急地震速報トリガーの自動解錠、UPS冗長電源でBCPを強化します。料金は買い切りハード+監視料モデルで長期コストが読みやすく、小規模向け廉価盤やドア追加モジュールで成長段階に合わせて拡張可能。24時間365日のコールセンターと全国施工・保守網、二言語UIとテンプレート設定ウィザードでIT担当者が少ない現場でも導入しやすい点が評価されています。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中5
事業規模
中小企業 33
中堅企業 33
大企業 33
メリット・注意点
仕様・機能
株式会社プロトソリューションが提供する受付・入退室管理システム「ラクネコ」は、iPadとQRコードで来訪者対応を自動化しつつ、オンプレPBX連携モジュールとローカルキャッシュで閉域網運用や通信断対策を両立するハイブリッド型サービスです。月額5,000円からと低コストで30日無料トライアルも用意され、小売店・クリニックなど省人化を急ぐ中小規模拠点に最適。Slack・Chatwork・電話通知で担当者を確実に呼び出し、来客履歴はREST APIやCSVで勤怠やSFAに自動同期、ダッシュボードで可視化できます。顔認証、名刺プリンター、体温入力、ワンタイムQRなどのオプションを追加すれば衛生管理とセキュリティを強化でき、多言語UIと自動翻訳メッセージで海外顧客を円滑に案内。MDMで遠隔ロックとアプリ更新を集中管理し、複数店舗展開をテンプレート化。WebhookでオンプレDBへ直接書込みやデジタルサイネージ連携も可能なため、将来のDX拡張余地が大きく、ITリソースが限られる企業でも短期間で運用を開始できる利便性が評価されています。さらに、管理画面では曜日別ピーク分析やAI混雑度予測にも対応し、受付スタッフ配置計画の最適化や接客品質向上に寄与するなど、単なる受付システムを超えた業務改善ツールとして注目が高まっています。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中6
事業規模
中小企業 16
中堅企業 66
大企業 16
メリット・注意点
仕様・機能
株式会社アートが提供する「ALLIGATE」は、ICカード・スマホ・QRをクラウドで一元管理しながらLAN内キャッシュでオフライン認証できるハイブリッド型受付・入退室管理システムです。Syslog出力やローカルLDAP連携で閉域網運用にも対応し、SafieカメラやKING OF TIME勤怠とAPI連携して顔付き履歴と労働時間を自動突合。月額定額でドア数が増えても単価が逓減する料金設計により成長企業に好適です。ISO27017準拠のクラウド基盤と暗号鍵分割技術で堅牢性を確保し、二言語UIや遠隔鍵発行で海外拠点と共同利用も容易。また、オンライン申請によるカード再発行や訪問客ワンタイムQR発行、座席予約連携など拡張メニューが豊富。PoE給電対応ハードで施工工数を削減し、モジュール交換だけで構成変更が可能。翌営業日オンサイト保守の全国サポート網によりIT担当者が手薄な中規模企業でも安心して採用できます。
コスト
月額4,400
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中7
事業規模
中小企業 0
中堅企業 100
大企業 0
メリット・注意点
仕様・機能
株式会社ビットキーが提供する「Bitlock pro」は、貼り付けるだけで設置可能な後付けスマートロックを中心とした受付・入退室管理システムです。オンプレゲートウェイが暗号化トークンをキャッシュし、ネット断でもBLE通信でICカード・スマホ・テンキー解錠が可能。月額5,000円から利用でき小規模オフィスや多店舗FCに最適で、リアルタイムログをWebhook配信し勤怠や予約システムと連携。アンチパスバック、期限付き鍵発行、遠隔ロック、開閉センサーでセキュリティを強化し、FIDO/ISO27001準拠のクラウド基盤で安心です。PoEハブで複数ドアを一括給電でき将来の増設も簡単。公開SDKによりオンプレアプリへの直接組込みが容易で、POSレジや独自グループウェアと統合し独自UXを構築する企業も増えています。さらに、顔認証KioskやAI混雑度解析カメラと組み合わせれば受付無人化と密集回避を同時に実現し、24時間365日の電話サポートと即日交換サービスで運用負荷を最小化します。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中8
事業規模
中小企業 40
中堅企業 0
大企業 60
メリット・注意点
仕様・機能
アマノ株式会社が提供する「AMANO入退室管理」は、指静脈・顔認証・ICカードをオンプレ監視サーバで制御し、UPSと冗長ネットワークでBCPを標準装備した受付・入退室管理システムです。1ドアから1,000ドアへモジュール拡張でき、研究所・製薬倉庫・自治体庁舎など規制環境に対応。電子帳簿保存法準拠のタイムスタンプ付きログを秒単位で記録し、空調・照明連動で在室人数に応じた省エネ制御を実現します。LDAP/AD連携で職員異動を自動反映し、SDKで生産管理やMESとも接続可能。ISO27001とPマーク取得で情報保護も万全。全国サービス網が設置・点検・修理をワンストップ提供し、24時間電話サポートと定期リモートヘルスチェックを含む保守でITリソースが限られる企業でも安心です。料金は買い切り+年間保守料モデルで長期総コストを見通しやすく、増改築の多い工場や大学キャンパスでも電波診断とハイブリッド構成提案によりスムーズな導入が可能となっています。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中9
事業規模
中小企業 20
中堅企業 0
大企業 80
メリット・注意点
仕様・機能
株式会社Acallが提供する「Acall」は、iPad受付端末とクラウド基盤「WorkstyleOS」を核に顔認証・QR・NFCチェックインを実現する受付・入退室管理システムです。VPN経由のオンプレAD同期やローカルキャッシュで閉域網運用に対応し、座席予約・会議室予約・来客管理を統合ダッシュボードで可視化。API/WebhookでTeams・Googleカレンダー・勤怠と双方向連携し、回転扉・空調連動など拡張事例も豊富です。ISMS取得・GDPR準拠のクラウド基盤とSAML SSOで大企業基準のガバナンスを確保しつつ、機能単位サブスク課金でスタートアップも利用しやすい価格体系。CSが初期設計から定着まで伴走するため短期導入が可能で、300名規模本社から3,000名超の多拠点企業まで安定稼働。さらにスマートロック「Acall Lock」と連動しビル管理者との鍵受け渡し工数を削減、多言語UIと自動受付フロー分岐で海外来訪者の案内品質を向上し、拠点横断の稼働率ヒートマップやCO₂ダッシュボード自動集計がESG経営を後押しします。
コスト
要問合せ
無料プラン
×
IT導入補助金
×
無料トライアル
×
シェア
124サービス中10
事業規模
中小企業 20
中堅企業 20
大企業 60
メリット・注意点
仕様・機能

オンプレミス型の受付・入退室管理システムとは?

更新:2025年06月19日

受付システムとは、オフィスビルやショールームなどでの来訪者対応を自動化・無人化するためのシステムです。タブレットや専用端末を使用して来訪者が自身で受付手続きを行い、訪問先への通知や来訪履歴の管理などを効率化して実施することができます。特に訪問者が多くない中小企業では、人件費削減と業務効率化の手段として注目されています。 入退室管理システムは、施設や特定エリアへの出入りを電子的に管理し、記録するシステムです。ICカード、スマートフォン、生体認証などの認証手段により、許可された人物のみが入退室できる仕組みを提供します。また、入退室履歴をデータ管理することで、セキュリティ管理やコンプライアンスの強化にも役立ちます。 オンプレミス型の受付・入退室管理システムは、自社内にサーバーやソフトウェアを設置して運用するタイプのシステムです。企業が自社の設備内でシステムを完結させることで、データの管理や運用を自社でコントロールできます。オンプレミス型システムでは、インターネット接続に依存せずに動作するため、ネットワーク環境に左右されない安定した運用が可能です。 両システムの主な違いは、受付システムが来訪者の初期対応に特化しているのに対し、入退室管理システムは施設全体のセキュリティと人の動きの管理に重点を置いている点です。多くの企業では、両システムを連携させることで、来訪者の受付から退出までを統一的に管理し、利便性と安全性を両立しています。

クラウド型の受付・入退室管理システムとの違い

クラウド型とオンプレミス型の受付・入退室管理システムには、データ保存場所や運用方法などの違いがあります。この段落では、具体的な違いを紹介します。

1

データ保存場所の違い

オンプレミス型は自社内のサーバーにデータを保存するため、社外にデータが流出することがありません。一方、クラウド型は外部のサーバーにデータを保存するため、インターネット経由でデータにアクセスします。自社の機密情報や来訪者の個人情報を自社内で完結して管理したい企業にとって、オンプレミス型は重要な選択肢となります。

2

初期費用と運用費用の構造

オンプレミス型はサーバーやソフトウェアの購入費用が初期に発生しますが、月額利用料は不要です。クラウド型は初期費用を抑えて導入できる一方で、継続的な月額料金が発生します。長期間利用する予定の企業や、毎月の固定費を抑えたい企業にとって、オンプレミス型は費用面でのメリットがあります。

3

カスタマイズの自由度

オンプレミス型は自社の要件に合わせてシステムを大幅にカスタマイズできます。業界特有の運用ルールや社内の既存システムとの連携など、細かな調整が可能です。クラウド型は標準機能での利用が基本となるため、独自の要件に対応するには制限があります。

4

システム管理の責任範囲

オンプレミス型は自社でサーバーの保守やソフトウェアの更新を行う必要があります。システム管理者による定期的なメンテナンスや障害対応が必要です。クラウド型はベンダーがシステム管理を行うため、企業側での技術的な管理負担は軽減されます。

5

ネットワーク環境への依存度

オンプレミス型は社内ネットワークで動作するため、インターネット回線の障害に影響されません。停電時でも非常用電源があれば継続して利用できます。クラウド型はインターネット接続が必須であり、回線障害が発生するとシステムを利用できなくなります。

able

かんたんな質問に答えてぴったりのオンプレミス型の受付・入退室管理システムをチェック

pros

オンプレミス型の受付・入退室管理システムを導入するメリット

オンプレミス型の受付・入退室管理システムを導入するメリットには、データセキュリティや運用の自由度などがあります。この段落では、具体的な導入メリットを紹介します。

高いセキュリティレベルの確保

オンプレミス型では全てのデータが自社内に保存されるため、外部への情報漏洩リスクを最小限に抑えられます。来訪者の個人情報や社員の入退室記録などの機密データを、自社のセキュリティ基準で厳格に管理できます。金融機関や研究開発部門など、高度な情報セキュリティが要求される業界では特に重要なメリットです。

ランニングコストの削減

月額利用料が発生しないため、長期間の運用では総コストを抑えることができます。初期投資は必要ですが、5年や10年といった長期スパンで考えると費用対効果が高くなります。継続的な予算確保が困難な企業や、固定費削減を進めたい企業にとって大きなメリットです。

自社仕様への柔軟なカスタマイズ

業界特有の運用ルールや社内の既存システムとの連携に合わせて、システムを自由に調整できます。製造業では工場エリアごとの入退室制限、サービス業では顧客情報との連携など、業種に応じた専用機能を追加できます。標準的なパッケージでは対応できない独自要件にも対応可能です。

安定したシステム稼働

インターネット環境に依存しないため、外部のネットワーク障害に影響されることなく安定して動作します。台風や地震などの自然災害でインターネット回線が不安定になっても、社内システムは正常に稼働し続けます。24時間365日の安定稼働が求められる施設管理において、この安定性は重要な要素です。

データの完全な管理権限

自社でデータを管理するため、バックアップの頻度や保存期間を自由に設定できます。法令で定められた記録保存期間に合わせて、データの管理方法を調整することも可能です。また、システムの運用ルールや操作権限についても、自社の組織体制に合わせて柔軟に設定できます。

cons

オンプレミス型の受付・入退室管理システムを導入する際の注意点

オンプレミス型の受付・入退室管理システムを導入する際の注意点には、初期投資や運用体制などがあります。この段落では、具体的な注意点を紹介します。

高額な初期投資の必要性

サーバー機器やソフトウェアライセンス、設置工事費用などの初期費用が高額になります。中小企業では数百万円規模の投資が必要になることもあり、予算確保が大きな課題となります。投資回収期間を事前に計算し、長期的な費用対効果を慎重に検討することが重要です。

専門的な運用体制の構築

システム管理者による定期的なメンテナンスや障害対応が必要になります。サーバーの監視、ソフトウェアの更新、バックアップ作業など、専門知識を持った人材の確保が不可欠です。社内にIT担当者がいない場合は、外部業者との保守契約や新たな人材採用を検討する必要があります。

システム更新時の負担

ソフトウェアのバージョンアップやハードウェアの更新を自社で実施する必要があります。新機能の追加や脆弱性対応のため、定期的なシステム更新が発生します。更新作業中はシステムが停止することもあり、業務への影響を最小限に抑える計画的な作業が求められます。

災害時の事業継続性リスク

自社設備に依存するため、火災や地震などの災害時にシステムが利用できなくなる可能性があります。サーバールームの耐震対策や非常用電源の確保、遠隔地でのバックアップシステム構築など、事業継続計画の策定が重要です。災害復旧時の手順書作成や定期的な復旧訓練も必要になります。

技術的な陳腐化への対応

数年後にはハードウェアやソフトウェアの技術が古くなり、性能面や機能面で限界が生じる可能性があります。新しい認証技術やセキュリティ機能に対応するため、定期的なシステム更新が必要です。技術の進歩に合わせたアップグレード計画を立て、予算を確保しておくことが重要です。

able

かんたんな質問に答えてぴったりのオンプレミス型の受付・入退室管理システムをチェック

自社環境に最適化されたシステム構築

オンプレミス型システムでは、企業の既存設備や運用環境に合わせたカスタマイズが可能となり、独自の業務要件に柔軟に対応できます。

1

既存インフラとの統合による効率化

オンプレミス型システムは社内の既存ネットワークやサーバー環境と連携して動作します。社内で使用している人事システムや会計システムとデータを共有することで、重複入力を避けて業務効率を向上させられます。また、社内の認証システムと連携することで、従業員が普段使用しているIDカードをそのまま入退室管理に活用できます。

2

独自要件に対応したカスタマイズ

企業の業種や規模に応じて、システムの機能を細かく調整できます。製造業では工場エリアごとに異なるセキュリティレベルを設定し、研究開発部門では特定の資格を持つ人のみが入室できる制限を設けることが可能です。サービス業では顧客の来訪履歴と営業データを連携させて、過去の訪問回数や商談内容を受付時に確認できるようにカスタマイズできます。

3

社内ネットワーク環境の活用

社内LAN(会社内部のネットワーク)を使用してシステムを構築するため、インターネット回線の速度や安定性に影響されません。大容量の画像データや動画を含む来訪者記録も、社内ネットワークの高速通信で快適に処理できます。さらに、社内の無線LANと連携することで、タブレット端末を使った受付システムも安定して動作します。

4

段階的な機能拡張の実現

最初は基本的な受付機能から始めて、必要に応じて入退室管理や勤怠管理機能を追加できます。小規模な企業では受付システムのみで開始し、事業拡大に合わせて会議室予約機能や訪問者管理機能を段階的に追加することが可能です。このように企業の成長に合わせてシステムを拡張することで、無駄な投資を避けながら必要な機能を整備できます。

5

データ管理の完全な自社制御

オンプレミス型では、来訪者情報や入退室履歴などの重要なデータを全て自社内で管理し、外部への情報流出リスクを最小限に抑制できます。

6

来訪者情報の厳格な社内管理

来訪者の氏名、所属企業、連絡先、写真などの個人情報は全て自社のサーバーに保存されます。金融機関や法律事務所など機密性の高い業務を行う企業では、顧客情報の外部流出を防ぐために社内でのデータ管理が重要です。また、政府関連機関や研究機関では、セキュリティクリアランス(機密情報取扱資格)を持つ来訪者の情報を厳格に管理する必要があります。

7

入退室履歴の長期保存体制

従業員や来訪者の入退室記録を企業の定める期間にわたって保存できます。建設業では作業員の現場入退場記録を労働安全衛生法に基づいて5年間保存し、医療機関では患者の面会記録を医療法に従って適切な期間保管することが可能です。自社でデータを管理することで、法的要件に応じた保存期間の設定や検索機能の充実を図れます。

8

データバックアップの自由設定

企業の重要度に応じてバックアップの頻度や保存先を自由に決定できます。毎日深夜に自動バックアップを実行し、週末には別のサーバーにデータを複製する体制を構築することで、データ消失のリスクを軽減できます。さらに、本社と支社の両方にバックアップを保存することで、災害時でもデータの復旧が可能になります。

9

情報アクセス権限の細分化

社内の組織体制に合わせて、データへのアクセス権限を詳細に設定できます。人事部門は全従業員の入退室履歴を確認でき、各部署の管理者は自部署のメンバーの情報のみを閲覧できるように制限することが可能です。また、受付担当者は来訪者の基本情報のみを表示し、機密度の高い商談内容は閲覧できないように権限を分離できます。

10

社内規定に準拠した運用ルール

企業の情報セキュリティポリシーに従って、システムの運用ルールを設定できます。パスワードの複雑さや変更頻度、ログイン試行回数の制限など、社内の基準に合わせた認証設定が可能です。また、個人情報保護法や業界固有の規制要件に対応した運用手順を組み込むことで、コンプライアンス(法令遵守)を確実に実現できます。

11

運用コストの長期的最適化

オンプレミス型システムでは初期投資は必要ですが、月額利用料が発生しないため、長期間の運用では総費用を抑制できる特徴があります。

12

月額料金が不要な運用体制

システムを自社で購入して設置するため、継続的な利用料金は発生しません。クラウド型システムでは従業員数に応じて月額数万円から数十万円の料金が必要ですが、オンプレミス型では電気代やメンテナンス費用のみで運用できます。特に従業員数が多い企業や長期間システムを使用する予定の企業では、総コストを大幅に削減できます。

13

ハードウェア投資の償却効果

サーバーや認証機器などの設備投資は、会計上の固定資産として数年間にわたって償却できます。初年度に100万円のシステムを導入した場合、5年間で年間20万円ずつ費用計上することで、税務上のメリットも得られます。また、ハードウェアの耐用年数が長いため、適切にメンテナンスすれば10年以上の使用も可能です。

14

保守契約の柔軟な選択

システムの保守サポートについて、企業の予算や要求水準に応じて契約内容を選択できます。基本的な障害対応のみの契約では年間数十万円、24時間365日の緊急対応を含む契約では年間数百万円といった具合に、必要なサービスレベルに応じた費用設定が可能です。社内にIT担当者がいる企業では、簡易的な保守契約にして費用を抑制することもできます。

15

人件費削減による投資回収

受付の無人化や入退室管理の自動化により、人件費を削減できます。受付業務に専任スタッフを配置していた企業では、年間数百万円の人件費削減効果が期待できます。また、入退室の手動記録や来訪者対応にかかっていた既存スタッフの作業時間を短縮することで、他の業務に時間を充てられるようになります。

16

予算管理の明確化

初期投資と年間の運用費用が明確に分かれているため、予算計画を立てやすくなります。システム導入時に必要な総額を事前に把握でき、運用開始後は電気代とメンテナンス費用のみを継続費用として計上できます。クラウド型のように利用者数の増加に伴って料金が変動することがないため、中長期的な予算計画を安定して策定できます。

17

技術的課題と運用リスクへの対処

オンプレミス型システムの運用では、技術的な専門知識や継続的なメンテナンス作業が必要となり、適切な対処方法を事前に検討する必要があります。

18

専門知識を要するシステム管理

サーバーの設定やソフトウェアの管理には、ある程度のIT知識が必要です。システム管理者はWindowsサーバーやLinuxサーバーの基本操作、データベースの保守、ネットワーク設定の調整などを理解している必要があります。社内にこうした知識を持つ人材がいない場合は、外部のシステム会社と保守契約を結んだり、IT関連の研修を受講したりする必要があります。

19

障害発生時の迅速な復旧対応

ハードウェアの故障やソフトウェアの不具合が発生した際に、自社で対応する体制を整える必要があります。サーバーのハードディスクが故障した場合は、予備機への切り替えやデータの復旧作業を行う必要があります。また、停電時には無停電電源装置(UPS)を使用してシステムを安全に終了させる手順を定めておくことが重要です。

20

定期的なメンテナンス作業

システムの安定稼働を維持するために、定期的な保守作業が必要です。月1回のデータベース最適化、週1回のシステムログ確認、毎日のバックアップ状況チェックなど、継続的な作業スケジュールを組む必要があります。これらの作業を怠ると、システムの性能低下やデータ破損のリスクが高まります。

21

セキュリティ更新の継続実施

ソフトウェアの脆弱性(セキュリティの弱点)に対応するため、定期的なアップデートが必要です。オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアのセキュリティパッチ(修正プログラム)を適用し、ウイルス対策ソフトウェアの定義ファイルを最新に保つ作業を継続する必要があります。セキュリティ更新を怠ると、外部からの不正アクセスやマルウェア感染のリスクが高まります。

22

災害時の事業継続計画

地震や火災などの災害時にシステムが損傷した場合の復旧計画を策定する必要があります。重要なデータは遠隔地にバックアップを保存し、代替システムでの運用手順を定めておくことが重要です。また、システム復旧に必要な機器や部品の調達先を事前に確保し、緊急時の連絡体制を整備しておく必要があります。

able

かんたんな質問に答えてぴったりのオンプレミス型の受付・入退室管理システムをチェック

もっと詳しく
企業規模
大企業
中小企業
個人事業主
その他

オンプレミス型の受付・入退室管理システムに関連するページ

サービスカテゴリ

HR (人事・労務・組織・採用)
給与計算ソフト
勤怠管理システム
人事システム
タレントマネジメントシステム(HCM)
組織サーベイ・従業員アンケート
採用管理(ATS)
学習管理システム(LMS)
適性検査サービス
営業・マーケティング
オフィス環境・総務・施設管理