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PBXおすすめ12選|価格帯別の選び方ガイド

更新:2026年03月05日
PBXは今、月額数千円のクラウド型から初期費用500万円超のエンタープライズ型まで、価格帯が驚くほど広がっています。スマホアプリだけで完結する格安サービスの台頭により、従来は数十万円かかっていた電話環境の構築が1万円以下で始められる時代になりました。しかし価格の幅が広い分、自社に合わない価格帯を選んでしまい、機能不足や過剰投資で1年以内に乗り換える企業も少なくありません。FitGapでは、PBXの価格差を生む最大の軸は「同時通話チャネル数」と「内線数の拡張性」だと考えています。本記事では4つの価格帯タイプに分けて主要12製品を紹介し、要件定義から製品選定までを一気通貫でガイドします。
FitGapにおけるすべての評価は、公平性を最優先に、客観的なアルゴリズムを用いて計算されています。製品の評価方法は「FitGapの評価メソッド」、シェアデータの算出根拠は「シェアスコアの算出方法」をご覧ください。

目次

1
タイプ別おすすめ製品
月額1万円以下で始める少人数向け格安タイプ 💰
クラコールPBX
/ 03plus
/ トビラフォンCloud
月額1〜5万円で拠点間内線もカバーする中小企業向けタイプ 🏢
MOT/TEL
/ まとめてクラウドPBX
/ GoodLine
初期費用20〜200万円の置き型ビジネスフォン導入タイプ 🖥️
SmartNetcommunity αZX typeS,M
/ PLATIAⅢ
/ UNIVERGE Aspire WX plus
初期費用500万円超の大規模・高機能エンタープライズタイプ 🏗️
Cisco Unified Communications Manager
/ BIZTELビジネスフォン
/ BellCloud+
企業規模
中小企業
個人事業主
大企業
その他
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タイプ別お勧め製品

月額1万円以下で始める少人数向け格安タイプ 💰

このタイプが合う企業:

従業員10名以下の小規模オフィス・スタートアップ・個人事業主で、最小限の電話機能をなるべく安く導入したい企業

どんなタイプか:

従業員10名以下のスタートアップや個人事業主、あるいは初めてビジネスフォンを導入する小規模オフィスが選ぶ価格帯です。初期費用0〜5万円・月額数千円という圧倒的な低コストで電話環境を構築でき、スマホアプリだけで運用を完結できる製品が中心になります。FitGapでは、電話の発着信と内線転送といった基本機能さえ押さえれば業務が回る企業にとって最もコスパの良い選択肢だと考えています。一方で、通話品質がインターネット回線に依存するため、頻繁に顧客対応の電話が入るコールセンター的な用途には限界があります。また、IVR(自動音声応答)や通話録音がオプション扱いの製品も多く、後から機能を追加すると月額が膨らむ点には注意が必要です。

このタイプで重視すべき機能:

🔒月額料金の上限設定
少人数向けクラウドPBXでは「1ユーザーあたり月額○円」と「基本料金の上限○円」の2パターンの課金方式があります。FitGapとしては、将来的に人数が増える見込みがあるなら上限設定型、しばらく1〜3名で運用するなら従量型を選ぶのがポイントだと考えます。製品によっては6ユーザー以上で料金が一律になるものもあり、成長フェーズの企業ほど差が出ます。
📱スマホアプリの通話品質
格安タイプの多くはスマホアプリ経由で発着信しますが、アプリの通話品質は製品ごとに大きく異なります。具体的には、Wi-Fi環境での安定性、4G/5G回線での遅延、バックグラウンド着信の取りこぼし率を事前にトライアルで確認すべきです。無料トライアルを提供していない製品は、導入後に音質で後悔するリスクがあるため慎重に判断してください。

おすすめ製品3選

クラコールPBX
おすすめの理由
初期費用0円で月額料金も6ユーザー以上は一律4,980円という上限設定型の料金体系が最大の特徴です。1〜5名の段階から10名程度への増員を見据えている企業にとって、人数が増えてもコストが頭打ちになる安心感があります。管理画面から着信スケジュールや利用人数の変更を自分で行えるため、IT担当者がいない小規模事業者でも運用しやすい製品です。
価格
980円
ユーザー
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
全国主要46都市の市外局番付き電話番号をオンラインで取得できる点が他製品にない強みです。050番号ではなく03や06などの市外局番で信頼感を出したい士業・不動産・小売店舗などの業種に向いています。10分かけ放題オプション(月額1,000円)があるため、短い電話を頻繁にかける営業スタイルの企業ではトータルの通話コストも抑えやすいです。
価格
1,280円
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
トビラフォンCloud
おすすめの理由
迷惑電話を自動でブロックするフィルタリング機能が標準搭載されており、少人数で電話対応している事務所の業務負荷を大幅に軽減できます。特に、営業電話や詐欺電話が多い業種では、この機能だけで月に数時間分の対応工数を削減できるケースもあります。FitGapでは、電話対応の『量より質』を重視する企業に最もフィットする製品だと評価しています。
価格
3,300円
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

月額1〜5万円で拠点間内線もカバーする中小企業向けタイプ 🏢

このタイプが合う企業:

従業員10〜50名の中小企業で、複数拠点・テレワーク対応を含めた電話環境の統合と業務効率化を両立させたい企業

どんなタイプか:

従業員10〜50名程度の中小企業が、複数フロアや支店を含めた社内の電話環境を一本化したいときに選ばれる価格帯です。月額1〜5万円の範囲で、代表番号での発着信・内線転送に加え、通話録音やIVR(自動音声応答)といった業務効率化機能が基本料金に含まれている製品が増えてきます。FitGapでは、この価格帯が「コストと機能のバランスが最も取りやすいゾーン」だと考えています。ただし、50名を超える規模になると同時通話チャネル数の上限に引っかかったり、回線追加のたびにオプション料金が積み重なって想定以上のコストになるケースがあります。見積もり時には、現在の人数ではなく2〜3年後の人数でシミュレーションすることが重要です。

このタイプで重視すべき機能:

📞同時通話チャネル数と追加料金
この価格帯では、基本プランに含まれる同時通話チャネル数が製品ごとに大きく異なります。3チャネルが上限の製品もあれば10チャネルまで基本料金内の製品もあり、外線の受発信が多い企業では月額コストに直結します。繁忙期に同時通話が集中する業種では、チャネル追加1本あたりの単価と上限数を必ず事前に確認してください。
🎙️通話録音とIVRの標準搭載範囲
通話録音やIVR(自動音声応答)はこの価格帯から標準搭載される製品が出てきますが、録音の保存期間や保存容量、IVRの階層数は製品間で差が大きいポイントです。たとえば録音保存が30日の製品と無制限の製品では、クレーム対応の証跡管理で運用が大きく変わります。FitGapでは、保存期間・容量・追加料金の3点をセットで比較することを推奨しています。

おすすめ製品3選

おすすめの理由
全国にデータセンターを分散配置しておりBCP対策に強い点が他製品との大きな差別化要因です。自然災害リスクの高い地域に拠点を持つ企業や、事業継続計画を重視する企業に特に力を発揮します。また、20名〜40名向けのミドルプランでも初期費用が約4万円からと抑えられており、中小企業の予算感に合いやすい価格設計になっています。
価格
5,980円
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
まとめてクラウドPBX
おすすめの理由
代表回線1本と内線5本をパックにした月額4,800円のプランがあり、10〜20名規模の企業が最もコスト効率よく利用できる料金設計です。1名単位ではなくパック単位での課金のため、部署ごとに回線をまとめたい企業や、受付と営業で回線を分けたい企業の運用に合いやすいです。FitGapでは、通話量が読みにくいフェーズの企業が安心して始められる製品として評価しています。
価格
980円
無料トライアルあり
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
オプション料金なしで全機能が使える『オールインワン型』の料金体系が最大の特徴です。通話録音・IVR・CRM連携・チャット連携などが追加費用なしで利用でき、後から機能を足すたびに月額が膨らむ心配がありません。隠れコストを嫌う経営者や、導入時点で総額を確定させたい経理担当者に支持されています。8,500社以上の導入実績も安心材料になります。
価格
要問合せ
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

初期費用20〜200万円の置き型ビジネスフォン導入タイプ 🖥️

このタイプが合う企業:

従業員20〜100名の中堅企業で、安定した通話品質と受付・内線環境を重視し、オフィスに固定電話を設置したい企業

どんなタイプか:

オフィスに主装置(PBX機器)と専用電話機を物理的に設置する、従来型のビジネスフォン導入スタイルです。初期費用は主装置10〜30万円・電話機1台1〜4万円・工事費が加わり、10〜30台規模で総額50〜200万円程度が相場になります。クラウドに比べ初期投資は大きいものの、通話品質が非常に安定しており、インターネット障害時でも電話が止まらない信頼性の高さが選ばれる理由です。FitGapでは、来客対応や受付電話など『電話が止まると業務が止まる』現場を持つ企業にとって、今でも最も堅実な選択肢だと考えています。ただし、テレワーク対応やレイアウト変更のたびに工事費が発生し、拠点追加のスケーラビリティが低い点が長期的な課題になります。

このタイプで重視すべき機能:

🔧主装置のクラス(S/M/L)と拡張上限
主装置はS(10台4ch)・M(30台12ch)・L(80台24ch)のようにクラス分けされており、将来の増員や回線追加を見越したクラス選定が不可欠です。Sクラスで始めてMクラスに買い替えると主装置ごと交換になるため、FitGapでは『3年後の最大人数』でクラスを選ぶことを強く推奨します。メーカーによっては中間クラスが存在しないため、各社のラインナップを事前に確認してください。
💡中古・リース活用による初期費用圧縮
ビジネスフォンは1〜2年で新モデルが出るため中古市場が活発で、新品の1/3〜1/5の価格で導入可能な場合があります。ただし中古はメーカー保証が切れていることが多く、保守部品の供給状況も要確認です。リース契約(月額3,000〜12,000円/台)なら初期費用ゼロで始められますが、5〜7年の縛りがあるため途中解約できない点に注意が必要です。

おすすめ製品3選

SmartNetcommunity αZX typeS,M
おすすめの理由
NTT製の国内最高シェアビジネスフォンであり、全国どこでも保守・サポート体制が整っている安心感が最大の強みです。販売代理店の数が圧倒的に多いため、地方拠点でも迅速な故障対応が期待できます。中古市場での流通量も豊富で、コストを抑えた導入がしやすい点もFitGapでは高く評価しています。初めてビジネスフォンを導入する企業が最初に検討すべき製品です。
価格
要問合せ
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
サクサ(SAXA)製で、中小企業向けの機能と価格バランスに優れた製品です。スマートフォン連携機能が充実しており、外出先からでも内線を受けられるため、置き型ビジネスフォンでありながらモバイル活用も視野に入れたい企業に向いています。NTT製品と比較すると主装置の価格がやや抑えめで、10〜20名規模の事務所では総額でのコストメリットが出やすいです。
価格
要問合せ
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
UNIVERGE Aspire WX plus
おすすめの理由
NEC製のIP対応ビジネスフォンで、将来的にIP-PBXやクラウドPBXへ段階移行したい企業に最適です。アナログ回線とIP回線を混在利用できるため、一気にクラウド化するリスクを取れない企業が『まず置き型で始めて、段階的にIP化する』というロードマップを描けます。大企業での導入実績も豊富で、50名以上の中堅規模でも安定して運用できるスケーラビリティを備えています。
価格
要問合せ
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ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

初期費用500万円超の大規模・高機能エンタープライズタイプ 🏗️

このタイプが合う企業:

従業員数百名以上の大企業・複数拠点を持つ中堅以上の企業・大規模コールセンター運営企業で、電話を顧客接点の中核システムとして位置付けている企業

どんなタイプか:

従業員数百名〜数千名規模の大企業や、数十席以上のコールセンターを運営する企業が選ぶ価格帯です。IP-PBXサーバーの導入で初期費用500万円以上、大規模コールセンター向けでは数千万円に達することもあります。その分、数百〜数千台の内線を一元管理でき、CRM・CTI連携、通話分析、AI音声認識といった高度な機能を統合的に利用できます。FitGapでは、単なる電話システムではなく『顧客接点の統合プラットフォーム』として導入する場合にこの価格帯が選ばれると考えています。ただし、導入に半年〜1年以上かかることも珍しくなく、運用開始後の保守費用も月額数十万円規模になるため、投資対効果の見極めと経営層の合意形成が不可欠です。

このタイプで重視すべき機能:

🔗CRM/CTI連携の対応範囲
エンタープライズ級のPBXでは、CRMやCTI(Computer Telephony Integration)との連携が前提になりますが、連携できるCRM製品の種類やAPIの柔軟性は製品ごとに大きく異なります。Salesforceとの標準連携の有無、独自開発のCRMとのAPI接続可否、リアルタイムの顧客情報ポップアップの応答速度など、自社が使っている業務システムとの相性を必ず技術検証してから選定してください。
🛡️冗長構成と障害時の自動切替
大規模導入では、PBXサーバーの障害が数百名の業務停止に直結するため、冗長構成(二重化)の有無と自動フェイルオーバーの仕組みが極めて重要です。製品によっては冗長構成がオプション扱いで追加費用が数百万円かかるケースもあります。FitGapでは、障害復旧時間(RTO)と障害発生時のデータ損失許容量(RPO)を要件定義の段階で明確にし、それを満たす冗長構成を見積もりに含めることを推奨しています。

おすすめ製品3選

Cisco Unified Communications Manager
おすすめの理由
世界最大手のネットワーク機器メーカーCiscoが提供するエンタープライズPBXであり、グローバル拠点を持つ大企業での導入実績が圧倒的です。Webex等のCisco製コラボレーションツールとのネイティブ連携が強みで、電話・ビデオ・チャットを一つのプラットフォームに統合したい企業に最適です。国内でもSIer経由の導入・保守体制が確立されており、大規模展開における安心感は他製品を凌駕します。
価格
要問合せ
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
BIZTELビジネスフォン
おすすめの理由
クラウド型でありながらエンタープライズ級の機能を備え、コールセンター運用に特化した設計が強みです。回線数に応じた柔軟な料金設定で、席数の増減が激しいコールセンターでもコストを最適化しやすいです。IVRが基本機能に含まれており、オンプレミスのIP-PBXからクラウドへ移行したい大企業が、初期投資を抑えつつ高機能を維持できる選択肢としてFitGapでは高く評価しています。
価格
21,000円
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能
おすすめの理由
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が提供する大規模コンタクトセンター向けクラウドPBXで、数百席規模の運用に最適化されています。ACD(自動着信分配)やレポーティング機能が充実しており、オペレーターのパフォーマンス管理を細かく行いたい企業に力を発揮します。国内SIer大手が運用するため、導入後の保守・カスタマイズ対応力を重視する企業にとって心強い選択肢です。
価格
要問合せ
シェア
ユーザの企業規模
中小企業
中堅企業
大企業
メリットと注意点
仕様・機能

要件の優先度のチャート:比較すべき機能はどれか

要件の優先度チャートとは?

製品の機能は多岐にわたりますが、選定の結果を左右するのは一部の機能です。 FitGapの要件の優先度チャートは、各機能を"必要とする企業の多さ"と"製品ごとの対応差"で4つに整理し、比較の優先順位をわかりやすく示します。

選定の決め手

📞同時通話チャネル数と課金体系
PBXの月額費用を大きく左右するのが、同時に通話できるチャネル数の上限と、その課金方式です。「1チャネルあたり○円」の従量型と「○チャネルまで定額」のプラン型があり、ピーク時の着信数を読み違えると無駄なコストか機会損失のどちらかが発生します。FitGapでは、まず直近3か月の同時着信ピークを確認し、それに対して20%程度の余裕を持たせたチャネル数で見積もりを取ることをおすすめしています。
🔢内線数の上限と追加単価
クラウドPBXは内線1席あたりの月額課金が一般的ですが、製品によって基本料金に含まれる内線数が5席〜数百席まで大きく異なります。将来の増員を考慮せずに契約すると、追加1席あたり数百円〜千円以上のコスト増になるケースもあります。FitGapとしては、3年後の人員計画を踏まえた上で「基本内線数+追加単価」のトータルコストで比較することを強く推奨します。
🔄既存電話番号の引き継ぎ(番号ポータビリティ)
現在使っている市外局番(03や06など)をそのまま使えるかどうかは、導入コストだけでなく取引先への案内コストにも直結します。NTT回線から移行する場合はほぼ問題ありませんが、光コラボ回線やCATV回線からの移行では非対応の製品が少なくありません。番号が引き継げないと名刺・Webサイトの変更まで波及するため、見積もり段階で必ず確認すべきポイントです。
💰初期費用と工事費の有無
オンプレミス型PBXでは主装置の購入費用と設置工事費で数十万〜数百万円かかりますが、クラウド型でも初期設定費用やアダプター購入費が発生する製品があります。製品の月額だけを比較して安いと判断したのに、初期費用を含めると逆転するケースはよくあります。FitGapでは、3〜5年のトータルコスト(TCO)で比較することを基本としています。
🧾通話料金の体系
PBXの料金比較で見落とされがちなのが、実際の通話にかかる料金です。固定電話への発信が3分8円の製品もあれば、定額かけ放題プランを用意している製品もあります。外線発信が多い営業部門では月数万円の差になることもあるため、過去の通話明細から「固定宛・携帯宛・国際」の比率と分数を把握した上で比較することが重要です。
📱端末の選択肢と端末コスト
専用IP電話機が必須の製品もあれば、スマートフォンアプリやPCソフトフォンだけで使える製品もあります。専用機は1台1〜3万円程度かかりますが通話品質は安定します。一方、スマホアプリ対応の製品なら端末購入費をゼロにできますが、Wi-Fi環境やスマホのスペックに左右されます。FitGapでは、部署ごとに端末を使い分けられる製品を選ぶと無駄が減ると考えています。
📝契約期間の縛りと解約金
クラウドPBXの中には1年〜2年の最低利用期間を設けている製品があり、途中解約すると違約金が発生します。オンプレミス型はリース契約が多く、5〜7年縛りが一般的です。事業の変化が早い企業ほど、月単位で解約できる製品を選んだほうがリスクを抑えられます。見積もり時に「最低利用期間」「解約金」「リース残債の扱い」は必ず確認してください。

一部の企業で必須

🎧コールセンター・IVR機能
自動音声応答(IVR)や着信振り分け(ACD)が必要になるのは、代表番号への問い合わせが1日数十件を超えるような企業です。これらの機能はオプション課金の製品が多く、月額数千〜数万円の追加コストになります。問い合わせ対応がビジネスの中核でない場合は、シンプルな着信転送だけで十分なケースがほとんどです。
🔗CRM・SFA連携
着信時に顧客情報をポップアップ表示するCTI連携は、営業やサポート部門では業務効率を大幅に上げますが、総務部門中心の利用であれば必要ありません。対応しているCRM製品の種類やAPI連携の柔軟性は製品ごとに大きく異なりますので、自社で利用中のCRM・SFAとの相性を事前に確認しておくことが大切です。
⏺️通話録音と録音保存期間
コンプライアンスやクレーム対応の観点から通話録音を必須とする企業は増えていますが、全社一律で必要かどうかは業種・部署次第です。録音データの保存期間は製品によって3か月〜無制限まで幅があり、長期保存にはストレージ追加費用が発生する場合もあります。録音が必要な部署と期間を明確にしてからプラン選定に入るのが賢明です。
🏢複数拠点の内線統合
本社と支店、工場など複数拠点を持つ企業では、拠点間通話を内線化することで通話コストを大きく削減できます。ただし、拠点数が1〜2か所の企業にとってはオーバースペックになりがちです。拠点間の通話頻度が月に数十回を超えるかどうかが判断の目安になります。
📲スマートフォン内線化
外出が多い営業職やリモートワーク中心の企業では、スマホを内線端末として使えることが必須条件になります。ただし、オフィス常駐の従業員がほとんどの企業では、専用卓上電話機のほうが操作性・音質ともに優れる場面が多いです。自社の働き方に合わせて判断してください。
📠FAX対応
業界によってはまだFAXが不可欠なところも多く、PBXの切り替え時にFAX回線をどう扱うかは事前に整理が必要です。クラウドPBXではFAX非対応の製品も少なくなく、別途インターネットFAXサービスとの併用が必要になることがあります。FAXの送受信頻度が高い企業は必ず対応状況を確認してください。

ほぼ全製品が対応

⏸️保留・転送・パーク保留
着信を保留して他の内線に転送する基本機能は、現在販売されているほぼすべてのPBX製品で対応しています。操作方法に多少の違いはありますが、機能の有無で差がつくことはまずありません。
✉️留守番電話・ボイスメール
不在時に音声メッセージを録音する機能は標準搭載が一般的です。メールへの音声ファイル転送に対応している製品も多く、この機能だけで製品を絞り込む必要はほとんどありません。
📋着信履歴・発信履歴の管理
通話ログの記録と閲覧はどの製品でも基本機能として提供されています。管理画面からCSV出力できる製品がほとんどですので、差別化ポイントにはなりにくいです。
🖥️管理者向けWeb管理画面
内線の追加・削除や設定変更をブラウザから行える管理画面は、クラウド型はもちろんオンプレミス型の最新製品でもほぼ標準装備されています。

優先度が低い

🎥ビデオ通話・Web会議機能
一部のPBX製品にはビデオ通話機能が搭載されていますが、Zoom・Microsoft Teams・Google Meetなど専用ツールのほうが品質・機能ともに優れています。PBXにこの機能を求める優先度は低いとFitGapでは考えています。
🤖AIによる通話内容の自動文字起こし
最近注目されている機能ですが、現時点ではPBXに内蔵されたAI文字起こしの精度は専用サービスに及ばない製品が多いです。議事録作成の自動化を重視するなら、PBXとは別に専用の文字起こしツールを導入するほうが費用対効果は高いでしょう。

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