おすすめ製品の早見表
| 製品名 | タイプ | 料金 | 企業規模 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| freee人事労務 | 小規模企業向け会計一体型タイプ 🚀 | 2,000円月 |
| freee会計と一体運用できる。従業員情報を給与まで二重入力なく使える。 |
| 弥生給与Next | 小規模企業向け会計一体型タイプ 🚀 | 9,000円年 |
| 弥生会計と給与をつなげやすい。中小企業シェアも上位。 |
| マネーフォワード クラウド給与 | 小規模企業向け会計一体型タイプ 🚀 | 2,480円月 |
| 給与から勤怠・労務・会計へ段階拡張できる。成長企業向き。 |
| 給与奉行クラウド | 中堅企業向け給与計算専門タイプ 🏢 | 5,500円月 |
| 社労士と同じ画面で給与を確認できる。専門家連携に強い。 |
| 給与大臣NX | 中堅企業向け給与計算専門タイプ 🏢 | 要問合せ |
| 社内LANで給与を内製運用できる。複雑な手当計算も細かく設定できる。 |
| PCAクラウド給与 | 中堅企業向け給与計算専門タイプ 🏢 | 13,860円月 |
| 雇用形態や賃金ルールの混在に強い。支給・控除項目も柔軟。 |
| 奉行クラウド HR DX Suite | 大企業・グループ企業向けERP統合タイプ 🏗️ | 18,750円月 |
| 約70の人事労務業務を標準化。給与周辺までクラウド化できる。 |
| COMPANY 給与計算システム | 大企業・グループ企業向けERP統合タイプ 🏗️ | 要問合せ |
| 数万名規模の複雑な給与制度に対応。大企業シェアもトップ。 |
| POSITIVE | 大企業・グループ企業向けERP統合タイプ 🏗️ | 要問合せ |
| 人事・給与・勤怠を統合管理。グループ各社の制度差も扱える。 |
給与計算ソフトの導入によって得られる効果
給与計算ソフトは、勤怠や手当の情報をもとに給与計算を進めるためのツールです。導入前後で変わる点は、下の表で確認できます。
| 導入前の課題 | 導入によって得られる効果 |
|---|---|
| 給与計算に時間がかかる | 給与計算ルールに沿って計算しやすくなり、毎月の計算・確認時間を減らせます |
| 勤怠データの転記に手間がかかる | 勤怠データを取り込み、残業代の計算や転記内容を確認しやすくなります |
| 手当・控除の確認に手間がかかる | 従業員ごとの手当や控除を管理し、計算条件を確認しやすくなります |
| 給与明細の配布が手作業 | 給与明細をオンラインで配布しやすくなり、印刷や封入の作業を減らせます |
| 税率や保険料の変更が不安 | 法令や料率変更に沿った計算をしやすくなり、確認漏れのリスクを抑えられます |
続いて、クラウド型の給与計算ソフトをタイプ別に分類し、それぞれのおすすめ製品を紹介します。
クラウド型の給与計算ソフト3タイプを解説
| 比較項目 | 小規模企業向け会計一体型タイプ | 中堅企業向け給与計算専門タイプ | 大企業・グループ企業向けERP統合タイプ |
|---|---|---|---|
| 優れている点 | 会計連携で給与処理を効率化 | 複雑な給与体系も柔軟に設定 | 複数法人をまとめて統合管理 |
| できること | 会計ソフト自動連携Web給与明細配信給与仕訳自動化 | 複雑な給与体系設定法定帳票出力手当・控除ルール設定 | グループ会社一括管理人事勤怠システム連携複数拠点横断管理 |
| 適している企業/業種 | 小規模企業スタートアップ | 中堅企業複数雇用形態の企業 | 大企業グループ経営企業 |
| 料金目安 | 月額約2,000円〜(従業員数に応じて変動) | 要問合せ(従業員数・機能に応じた個別見積もり) | 要問合せ(拠点数・連携範囲に応じた個別見積もり) |
タイプ別おすすめ製品
小規模企業向け会計一体型タイプ 🚀
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
経理と労務を兼任する小規模企業向けの会計一体型クラウド人事労務
✅ Web給与明細の公開までオンラインで進めやすい
給与計算後の画面では、計算結果を確認してそのままWeb給与明細の公開まで進めやすく、紙で印刷して配る運用より電子化しやすかった。
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
弥生会計と連携して50名以下の給与を確実に回したい企業向け
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
バックオフィス全体へ広げたい成長企業向けの拡張性重視クラウド給与
✅ 計算結果確認から給与明細公開まで流れが分かりやすい
給与計算後に計算結果の確認、差分確認、給与明細の公開へ進む流れが比較的分かりやすく、従業員に明細を渡す作業までクラウド上で完結しやすいため、紙やPDFを個別送付する運用より軽い。
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
中堅企業向け給与計算専門タイプ 🏢
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
顧問社労士と分業したい中堅企業向けの給与計算専門クラウド
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
複雑な手当計算と社内LAN運用を重視する中堅企業向け給与計算ソフト
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
複数の雇用形態や賃金ルールを標準機能で扱いたい中堅企業向け給与
✅ PCAクラウド給与上で月次処理の出口まで整理しやすい
給与計算後に別途Excelで仕訳を作るより、PCAクラウド給与上で月次処理の出口まで整理しやすかった。
⚠️ バックオフィス全体をつなぐには周辺製品の確認が必要
勤怠、労務手続き、従業員情報回収までどこまで一体化するかは運用設計が必要で、バックオフィス全体をクラウドでつなぎたい場合は周辺製品との組み合わせ確認が必要だと感じた。
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
大企業・グループ企業向けERP統合タイプ 🏗️
このタイプが合う企業:
どんなタイプか:
おすすめ製品3選
限られた人員で人事労務を整えたい中堅・大企業向けの統合サービス
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
複雑な給与ルールを抱える数千名規模のグループ企業におすすめ
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
グループ各社の人材・給与データを統制したい大企業向けHCM
- 使いやすさ
- セットアップ
- 料金
- サポート充実
- 連携・拡張性
- 機能性
- セキュリティ
比較すべき機能の優先度マップ
どこから比較すべきか
選定の決め手
freee人事労務 | 弥生給与Next | マネーフォワード クラウド給与 | 給与奉行クラウド | 給与大臣NX | PCAクラウド給与 | 奉行クラウド HR DX Suite | COMPANY 給与計算システム | POSITIVE | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
複数企業一括管理(マルチカンパニー) 複数の企業・拠点の給与計算を一元的に処理できるか | |||||||||
カスタマイズ性 計算ロジックや項目を自社仕様に変更できるか | |||||||||
操作ログ監査 利用履歴や操作ログを出力・監査に利用できるか | |||||||||
ERP連携 ERP(SAP等)と連携し給与データを統合管理できるか |
一部の企業で必須
freee人事労務 | 弥生給与Next | マネーフォワード クラウド給与 | 給与奉行クラウド | 給与大臣NX | PCAクラウド給与 | 奉行クラウド HR DX Suite | COMPANY 給与計算システム | POSITIVE | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
退職金計算 勤続年数・規程に基づき退職金を自動計算できるか | |||||||||
海外拠点対応 海外赴任者・海外支店向け給与計算に対応できるか | |||||||||
多言語給与明細 英語など多言語で給与明細を発行できるか | |||||||||
人事評価連携 人事評価結果を給与・賞与に反映できるか | |||||||||
人件費予測・シミュレーション 将来の給与改定や賞与を含め人件費を予測できるか |
ほぼ全製品が対応
freee人事労務 | 弥生給与Next | マネーフォワード クラウド給与 | 給与奉行クラウド | 給与大臣NX | PCAクラウド給与 | 奉行クラウド HR DX Suite | COMPANY 給与計算システム | POSITIVE | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
従業員マスター管理 従業員の基本情報を一元管理できるか | |||||||||
勤怠管理連携 勤怠管理システムと連携できるか | |||||||||
社会保険料自動計算 標準報酬月額から社会保険料を自動算出できるか | |||||||||
会計ソフト連携 給与データを会計ソフトへ連携できるか |
優先度が低い
freee人事労務 | 弥生給与Next | マネーフォワード クラウド給与 | 給与奉行クラウド | 給与大臣NX | PCAクラウド給与 | 奉行クラウド HR DX Suite | COMPANY 給与計算システム | POSITIVE | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
複数通貨対応 外貨建て給与計算に対応できるか | |||||||||
顧問先依頼ワークフロー 顧問先からの依頼を社労士が承認・処理できるか | |||||||||
経営ダッシュボード 人件費や労務コストをリアルタイムに可視化できるか |
給与計算ソフト クラウドの選び方
このページでの絞り込み方
- 1タイプを見て、企業規模と運用体制を決める経理や人事を兼任する小規模企業、給与担当者が専任で処理する中堅企業、グループ全体で統制する大企業では合う製品が変わります。まずは自社の規模と担当体制に近いタイプを選びます。タイプ別おすすめへ ↑
- 2必要な機能は、機能の優先度マップで確認する複数法人管理やERP連携などの重要機能と、退職金制度や海外拠点など条件付きで必要になる機能を分けて整理します。毎月必ず使う機能と、組織が広がった後に効く機能を分けておくと進めやすくなります。機能の優先度マップへ ↑
- 3運用開始後の負担をそろえるタイプと機能で大枠をつかんだら、社内で任せる作業と外部に頼る作業を分けます。下では、導入前に見落としやすい運用条件を整理します。
ここからは、機能の○×に加えて、毎月の給与処理を無理なく続けるための条件を確認します。初期設定の進め方と給与ルールの作り込みをそろえます。相談先や契約条件も同じ目線で確認すると、長く使える製品を判断しやすくなります。
機能だけでは分かりにくい、運用・契約条件の比較ポイント
給与業務をどこまでクラウド化するか
経理や人事を少人数で兼任する会社では、給与計算だけを軽く始めるか、勤怠や労務まで同じ画面で扱うかで日々の負担が変わります。周辺業務を後から足す前提だと、従業員情報の持ち方や担当者の作業分担が途中でずれやすくなります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。給与計算から始めるクラウド型、人事労務までまとめるクラウド型、基幹人事まで含める統合型です。
- 給与計算から始めるクラウド型の製品毎月の計算と明細配信をクラウドで始めやすい製品です。ただし勤怠や労務まで広げる場合は、同じシリーズでそろえる範囲を先に決めます。代表製品:弥生給与Next / マネーフォワード クラウド給与
- 人事労務までまとめるクラウド型の製品入社手続きや勤怠情報も同じ基盤へ寄せやすい製品です。ただし会計や既存勤怠とのつなぎ方を決めないと、入力元が分散します。代表製品:freee人事労務 / 奉行クラウド HR DX Suite
- 基幹人事まで含める統合型の製品人事、給与、就業管理をまとめて設計しやすい製品です。その分、関係部門を含めた準備期間と運用ルール作りが重くなります。代表製品:COMPANY 給与計算システム / POSITIVE
給与制度と組織規模への合わせ方
雇用形態や手当の種類が増える会社では、給与計算の基本設定だけで月次処理を回し切れないことがあります。拠点や法人が増えた後にルールを作り直すと、計算確認や承認の手間が給与締めに重なります。
製品の分かれ方:製品は大きく3通りです。標準的な給与ルールを扱いやすい製品、手当や支給ルールを細かく設定する製品、グループ全体の制度差をまとめる製品です。
- 標準的な給与ルールを扱いやすい製品少人数の月次処理を決まった流れで進めやすい製品です。ただし独自手当や雇用形態が増える会社では、設定の余地を早めに確認します。代表製品:弥生給与Next / freee人事労務
- 手当や支給ルールを細かく設定する製品支給項目や手当項目を自社ルールに合わせやすい製品です。その分、初期設定を給与担当者だけに任せると確認漏れが出やすくなります。代表製品:給与奉行クラウド / PCAクラウド給与
- グループ全体の制度差をまとめる製品法人や部門ごとの差を同じ基盤で扱いやすい製品です。一方、導入時に人事部門と情報システム部門の役割分担が必要です。代表製品:COMPANY 給与計算システム / POSITIVE
導入支援と月次運用の始め方
初めてクラウドへ切り替える会社では、従業員情報や勤怠データの整え方でつまずきやすくなります。短期間で使い始めるつもりでも、設定を自社で進めるか支援を受けるかが曖昧だと、初回の給与締め前に確認作業が集中します。
製品の分かれ方:導入の進め方は大きく3通りです。ヘルプを見ながら自社で設定する製品、サポートを受けながら整える製品、専門チームと導入計画を立てる製品です。
- ヘルプを見ながら自社で設定する製品少人数で始める会社が自力で設定を進めやすい製品です。ただし過去データや勤怠連携を入れる場合は、試用中に手順を確認します。代表製品:弥生給与Next / freee人事労務
- サポートを受けながら整える製品製品資料や相談窓口を使いながら運用を固めやすい製品です。ただし支援を受ける期間と社内準備の担当を先に決めます。代表製品:給与奉行クラウド / PCAクラウド給与
- 専門チームと導入計画を立てる製品人事給与の運用を関係部門で設計しながら進める製品です。一方、短期で使い始めたい会社には準備項目が多くなります。代表製品:COMPANY 給与計算システム / POSITIVE
料金・契約の確認方法
利用人数やシリーズ連携が増える会社では、最初に見た月額だけで総額を判断しにくくなります。導入支援や周辺サービスも含めると、初年度と継続時の負担がずれやすくなります。
製品の分かれ方:料金や契約の示し方は大きく3通りです。料金表で目安をつかみやすい製品、利用構成で総額が変わる製品、要件を伝えて見積もる製品です。
- 料金表で目安をつかみやすい製品小さく始めるときに月額や年額の見通しを立てやすい製品です。ただし上位プランや周辺サービスを含めると総額は変わります。代表製品:弥生給与Next / freee人事労務
- 利用構成で総額が変わる製品勤怠、労務、会計などを組み合わせて広げやすい製品です。ただし利用者数や関連サービスを増やすほど費用条件の確認が増えます。代表製品:マネーフォワード クラウド給与 / PCAクラウド給与
- 要件を伝えて見積もる製品グループ管理や複雑な給与制度まで含めて条件をそろえる製品です。その分、比較には同じ利用範囲で見積もる手間がかかります。代表製品:COMPANY 給与計算システム / POSITIVE
よくある質問
クラウド型の給与計算ソフトの強みは何ですか?
サーバー構築なしでブラウザから給与計算でき、社会保険料率や所得税率の法改正が自動で反映される点が強みです。Web給与明細の配信や勤怠・会計ソフトとのリアルタイム連携、複数法人の一括管理にも対応します。会計一体型・給与専門型・大企業ERP統合型があり、連携の深さと規模で向く製品が変わります。
会計や勤怠とリアルタイムに連携できますか?
できます。freee人事労務はfreee会計と一体で運用でき、マネーフォワードクラウド給与は同じシリーズの勤怠・会計・経費と段階的につながります。勤怠の実績を取り込み、給与計算後の仕訳を会計へ自動で渡せるため、二重入力を減らせます。既存の会計・勤怠ソフトと同一シリーズか、API連携できるかが要点です。
法改正への対応は自動ですか?
自動です。クラウド型なら社会保険料率や所得税率、雇用保険料率の改定がサービス側で反映され、担当者が計算式を直す必要がありません。年末調整の様式変更にも追従するため、毎年の改正作業が大きく軽くなります。インストール型のように更新プログラムを当てる手間がない点が、クラウドを選ぶ大きな理由です。
クラウド給与計算ソフトの料金はどのくらいですか?
クラウド型は月数千円から始められ、freee人事労務は月2,000円、マネーフォワードクラウド給与は月2,480円、給与奉行クラウドは月5,500円が目安です。弥生給与Nextは年9,000円、大企業向けのCOMPANYは要問い合わせです。従業員数と連携・年末調整の範囲で総額が変わるため、人数に当てはめて比べましょう。
オンプレミス型と比べて注意すべき点は何ですか?
クラウド型はデータを社外のサーバーに預けるため、独自の作り込みや社内ネットワーク内での運用が必須の企業には合わないことがあります。給与情報を社内に保持したい、複雑な独自計算を作り込みたい場合は、インストール型やオンプレミス型も候補です。法改正の自動対応や多拠点運用を重視するならクラウド型が有利です。
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